みなに平等に過ぎた2023年は私にとっては台風のような1年であった。
当時付き合っていた彼との別れは最終的にお金で解決され、家族には財布扱いをされ、お金に悩まされた。世間はお金が全てではないと言うくせに、結局はお金が解決するのかと社会にがっくりした。

だが、様々なことと別れた分、色んなことと出会った。新しい友人、新しい趣味、心から楽しめる趣味の仲間、出会いが増えると自分に鎧がまとわれたかのような強い気持ちになった。その強い気持ちが継続すればいいのに、辛いことがフラッシュバックして体調を崩し寝込んだ日もあった。
人生とはそういった感情のジェットコースターの中でもがき苦しみながらも生きていくことなんだと身をもって痛感した。

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周りは結婚し子どもが産まれ子育てが大変と言っている中、私は趣味と趣味と趣味でしか生きていない。誰からも言われてはいないが、間違った生き方をしているのではないかと不安に思うことがある。

しかしそれは私自身が結婚、出産、子育てが人生において発生すべきものだと勝手に思っているから不安に思っているのだろうと最近気づいた。間違った生き方をしていないと堂々としていればいいのに、間違った生き方をしていると言っているのは私であった。
社会の中に存在していないような気持ちになって、私はここにいるよ！存在しているよ！と言いたいかのようにSNSでのつぶやきが多くなったように思った。そしていいねを貰うことによって自信をつけ、いいねがないことで自信を失っていた。

どのように生きていくことが正解なんだろうかと悩んだが生きていくことに正解は無いはず。正解に向かって生きる方が気持ち的には楽だけど面白味はなさそう。
私は正解に向かって生きるのではなく、台風のような人生と感情のジェットコースターに巻き込まれながらも生きていることを感じることが出来る生き方が大好きなんだろうなぁ。

なんだか、私らしいじゃん！と私の中で自信がつき、存在していることを実感した。

そんな私は今、転職という新たな台風に自ら突っ込もうとしている。

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7年間勤めた会社を辞め、がらっと変わった職業に就きたい。その気持ちは職場の周囲の方からは理解されず、もったいない、ここで勤め続けたらいいのにと否定されたが、私がやりたい！私がこの道を選びたい！と叫んでいるからいいんです、と強い私がいた。
弱い私の存在に何やってんだと怒り、また弱くなったなと悲しむことはあるが、着々と強くなっている自分もいる。強くなった私を味方につけたら、周りの意見や状況に左右されることなく、私が存在するだろうと思っている。

今後聞かされるであろう、いい人はいないの？まだ結婚しないの？子どもは？という言葉に既におびえている。が、おびえていてもしょうがない。
私は私らしく、私がいなくならないように、私は私に必死にしがみつきながら人生を生きていこうと思う。

もっと色んな私に出会えますように。
私という人間と共に楽しく波乱万丈な人生を歩みたい。