かがみよかがみでは、「女性が希望のキャリアを選択できる社会」に向けて、社会全体で取り組む機運の醸成を目指し、8月21日「女子大生の日」に向けた特集企画を開催しました。かがみよかがみを中心に、朝日新聞社が運営する6つのメディアとともにエッセイを募集しました。

今回は、大学を中心とした「学生スポーツ」の応援メディア「4years.」とのコラボテーマ「スポーツとわたしの距離感」で採用されたエッセイの中から、入賞作品を井上翔太編集長の総評とともに発表します。大賞作品は、8月21日に実施する「女子大生の日」のイベント内にて発表します。

4years.井上翔太編集長からの総評

「スポーツとわたしの距離感」に多くの投稿を寄せてくださり、ありがとうございました。今回の特集を通じて、スポーツ界への数々の提言もいただき、すべて読みました。傾向としては「学生の頃は体育や部活が好きになれなかった」けど、大人になって「体を動かす楽しさにほんの少~しずつ気づき始めた」というエッセイが多かったと感じています。

前者には学校の現場が抱えている課題、後者にはスポーツ本来の魅力が詰まっているのではないでしょうか。前者は「競争・チーム」といったキーワードで「他者」が出てくるのに対し、後者は「個」が際立つのも一つの特徴ですね。一朝一夕にはいきませんが、両者のギャップが縮まっていくといいなと思いながら、今後の情報発信に努めたいと思います。

 

◆入賞作品

①ダブルスを組んだ彼女と私。負けたくない気持ちは一致していたけど理由が違った(たなかだ)

「自分たちの野球」など、「自分たちの○○」は取材の場でも良く聞くフレーズです。使い勝手が良い分、解像度が高くないこともよくあります。ところが、たなかださんが最後の最後で「自分たちのバドミントン」を見つめられたことに感銘を受けました。

②「攻めれば勝てます」解説者の声が、浮かび上がった心臓を鷲掴みにした(ひなたのさくら)

小気味良いテンポで文章が流れ、東京オリンピックをテレビ観戦している様子が情景として浮かんできました。「声量は控えめ」「代わりに頭の中が騒がしい」というところも、「あるある」と共感!スポーツ観戦の魅力の一つ「筋書きのなさ」を上手に表現されています。

③絶対に負けたくない。だから競わない。スポーツなんて全然したくない(丸眼鏡)

「好きではない」と率直に言える潔さが、かっこいいです。ラジオ体操は約400種類の筋肉を動かせるそうです。全力でやると、効果もてきめんでしょう。ぜひ、ご自身のペースで(いや、もう少しゆっくりでもいいかも)続けてほしいです。

大賞作品は8月21日「女子大生の日」イベント内で発表

大賞作品は、8月21日(水)20:00から、かがみよかがみ公式Xのスペースにて、発表いたします。
みなさまのご参加お待ちしております!