かがみよかがみでは、「女性が希望のキャリアを選択できる社会」に向けて、社会全体で取り組む機運の醸成を目指し、8月21日「女子大生の日」に向けた特集企画を開催しました。かがみよかがみを中心に、朝日新聞社が運営する6つのメディアとともにエッセイを募集しました。
今回は「SDGs ACTION!」とのコラボテーマ「わたしが理系を選んだ理由、選ばなかった理由」で採用されたエッセイの中から、入賞作品を竹山栄太郎編集長の総評とともに発表します。大賞作品は、8月21日に実施する「女子大生の日」のイベント内にて発表します。
SDGs ACTION!竹山栄太郎編集長からの総評
SDGs ACTION!の記事はメディアの性質上、「世界」「日本」みたいな大きな主語やデータで語りがちです。最近、こんな文章が載りました(書いたのは私ですが)。
「日本の女子は数学の学力がOECD平均と比較しても高いものの、大学でSTEM領域に進学する割合はOECD平均の5~6割にとどまる」
当然ながら、数字の裏にはそれぞれの葛藤を経て道を選んだ多くの「(元)女子大生」たちの物語がある。そのことを今回、改めて実感しました。
読者のみなさまにも、それぞれのエッセイを読んで「自分らしく生きる」ことについて考えていただけたら幸いです。投稿してくださったみなさま、ありがとうございました。
◆入賞作品
①就職に役立つから理系? そんな単純に人生は決められない(もこもこ)
先生や親御さんの影響で理系クラスに入ったものの、その後「文転」したもこもこさん。文学部に進学し、「理系の人への羨望と劣等感がないまぜになって、心の中がぐちゃぐちゃに乱れた」と、率直な気持ちをつづってくださいました。文系か理系か。最後に記された、社会に出てからの気づきには、深くうなずかされました。
②27歳の私から、文理選択に悩み苦しんだ思春期真っ只中の私へ(みなちゃん)
理系クラスを選んだみなちゃんさんは、当時を「すごく迷った。怖かった」と振り返ります。「思春期真っ只中」の理由に、「なるほどなぁ~それもすごく大事だよね」と思わされました。「27歳の私」は決断をどう評価するでしょうか?(おもしろかったのでネタバレしないように書きました。ぜひ読んでみてください)
大賞作品は8月21日「女子大生の日」イベント内で発表
大賞作品は、8月21日(水)20:00から、かがみよかがみ公式Xのスペースにて、発表いたします。
みなさまのご参加お待ちしております!