私が「旅」に目覚めたのはいつからだっただろうか。たしか中学生の頃には家族旅行の計画を私が決めていた記憶がある。そして今ではすっかり自他ともに認める旅好きだ。

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就職活動に伴い自己分析をする中で、改めて何故私は旅が好きなのだろうかと振り返る機会があった。そこで気が付いた私の旅好きの理由は「見たことない景色の探求」「第2の故郷探し」という2つ。

幼い頃から好奇心は旺盛な方で、機会さえあれば何でもとりあえず挑戦してみたく、また、長いことじっとしているのが苦手なタイプだ。そしてそれは今でも変わっていない(笑)
そんな私の旅の原動力は、本やインターネットの写真で目にする景色を「これを実際に自分の目で見てみたい」というものであることが結構多い。実際に、昨年はSNSで知った入道崎の景色を見たくて、1人で軽自動車を走らせて男鹿半島を訪れたりした。

もう1つ、東京生まれ東京育ちで、両親の実家も比較的近くにある私にとって、里帰りや故郷(ふるさと)といった場所を持っている感覚がずっと無かった。
今でこそ地元の東京を離れて暮らしておりしばしば「帰省」をするが、子どもの頃は、長期休みの度に祖父母のもとに帰省する友人を羨望の眼差しで見ていた。
学生時代に一人旅にハマった私は、旅先で触れ合う人々の温かさに「第2の故郷」を感じ、ずっと欲しかったものを手に入れた嬉しさを得ていた。

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これからも、見たことのない景色、それから第2の故郷を求めて旅を続けるだろう。