25歳のときに香港・バリへ。香港はトランジットだったが、午後一番に着いて翌朝チェックアウト後再出発だったので昼から夜まで予定を詰め満喫した。

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お昼過ぎに繁華街を歩く。すべて漢字の、重厚でせり出した威圧的な看板が異国感漂う。ジャッキー・チェンの映画で見たやつだ。フラッと入った料理店で麺を喰らう。そのお店の麺は日本で見るインスタントラーメンのような細い縮れ麺。「これが香港の麺!」と妙に感動したのを今でも覚えている。
夜になり「シンフォニー・オブ・ライツ」を見た。すごい人だかりだ。イ・ビョンホンの香港映画で見た中国銀行タワーが綺麗に見えてセレブな気持ちに浸った。

そして2階建てバスに乗りいよいよ夜景へ。もちろん2階に乗り込み、トンネルで間近の壁を感じて「近い近い」、山の上では「落ちそう!」と叫んだ。
ようやく辿り着いたビクトリア・ピーク。ネオン鮮やかな商業施設を通っていく。南国フルーツの屋台が並び外国人観光客も多い。開放的な気分だ。そしていよいよ100万ドルの夜景へ!……見えた!すごい光だ!灯りがなくても眩しいくらいに明るい!

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実はもっと近く見える観測スポットがあったのだが時間が遅く、あまりにも真っ暗で断念した。あそこからの景色はどれだけ綺麗だったろう。
子を連れての海外旅行を野望として掲げている私。その矛先を香港に向け、ビクトリア・ピークのリベンジを目指す。