バス停が見つからず、飛行機乗り遅れの危機。かかってきた一本の電話

私がニュージーランドに留学していたときの話です。クライストチャーチ近郊の大学で語学留学をし、ホームステイ生活を送っていました。留学中は基本的に日本人3人で行動しており、そのメンバーで3連休にオークランドへの旅行を計画しました。
実際、スカイタワーやティリティリマタンギ島など、計画通りに観光名所を巡ることができました。しかし、空港へ直行するバスに乗る直前、トラブルが発生しました。バス停が見つからず、発車時刻を過ぎてしまったのです。空港行きの直通バスに乗らなければ、飛行機に間に合わない状況でした。
途方に暮れていると、突然、バスの運転手から電話があり、現在地まで迎えに来るとのことでした。バスが到着し乗り込むと、他の乗客もいて、「道に迷ったの?」と笑顔で声をかけてくれました。運転手はもちろん、そこで出会った人々の温かさや思いやりに触れ、心が温かくなったのを覚えています。
そのおかげで無事に飛行機に乗り、クライストチャーチに戻ることができました。この体験から、他者への思いやりや心の広さを学び、自分自身も成長したいと強く感じました。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
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