私の好きな食べ物を紹介する。
チョコレート、からあげ、ラーメン、カレー、豚の角煮、焼き肉、などである。これらの食べ物には共通点があることに最近気づいた。これらはすべて「茶色」なのである。

私は、これらの食べ物を愛してやまない。疲れた時には、チョコレートをこれでもかと使ったガトーショコラを丸ごと食べたくなるし、カレーは定期的に食べないと気が済まない。しかし、これらの食べ物を食べるときには、背徳感を感じながら食べてしまう。なぜなら、すべて太りやすそうな食べ物だからだ。

私は、日々、この大好きな「茶色」の食べ物との付き合い方を模索している。

大学を卒業するまで、「茶色」の食べ物の虜だった

思春期の頃、私はとても太っていた。今も痩せているとは言えないが。私の「茶色」の食べ物ブームが始まったのもこの頃である。

まずは一つ目、コンビニエンスストアのからあげ。学校帰りに、お腹がすくと、いつも帰り道のコンビニによっては、からあげを食べていた。しかも、家に帰れば夕飯が待っているというのに。あのサクッとした衣と、ジューシーな肉の虜になっていた。
二つ目は、味噌ラーメン。私の住んでいる街には、当時から駅前や郊外にラーメン屋がたくさんあった。私は、数あるラーメン店の中でも味噌ラーメン専門店の味噌ラーメンの虜になった。味噌も「茶色」、チャーシューも「茶色」であった。
「茶色」の食べ物ばかりを食べていった結果、10キロほど太り、体格がものすごく良くなっていった。そこまで自分の舌を「茶色」の食べ物の虜にしてしまうと、それは習慣となってしまう。

大学生になっても、「茶色」の食べ物には目がなかった。学校帰り、さすがにからあげを電車の中で食べる勇気はなかった私に、また「茶色」の食べ物が目に入った。チョコレートである。私は、手軽に口に持っていけるチョコレートの虜になってしまった。一日の疲れは、チョコレートを食べることで、飛んでいくようだった。
そして大学を卒業するまで、「茶色」の食べ物の虜、花の女子大生の時期を丸々とした身体で過ごしていった。

間食がなくなって、自分の食生活を見直すようになった

社会人になって、日々、一生懸命働きだした私と「茶色」の食べ物との距離は、遠ざかっていった。仕事内容も肉体労働で、間食をする時間がなかったからである。
思えば、いままで私は「茶色」の食べ物を間食に食べていた。「茶色」の食べ物の間食を無くした私は、ほんの少しだけ痩せていった。ほんの少しだけ健康的になった。そのことで、自分の食生活を見直すようにもなった。いかに自分が不健康な食生活をしていたかが、浮き彫りになった。

だが、今も「茶色」の食べ物は大好きだ。冒頭でも書いたが、背徳感を感じながら、今でも食べる。でも思春期や花の女子大生を「茶色」の食べ物と共に過ごしてしまったことに少し後悔が残る。

食の選択肢は、どう生きるかの選択肢

人間は、食べたもので生きている。たくさん食べれば、太る。食べなければ痩せる。単純なものである。しかし、私たちは飽食の時代に生きている。私みたく、「茶色」のジャンキーフードを食べて、不健康な体型でいることも、健康的なものを食べて、健やかに生きることもできる。

食の選択肢は、どう生きるかの選択肢でもある。できることならば、私は健やかに軽やかに生きたいと思う。「茶色」の食べ物も全く食べなくするのではなく、食事の中でバランスを取りながら、食べていきたい。何事もバランスが大切なのである。健康に生きる選択肢は、食べることで作ることができる。これからも「茶色」の食べ物とは、程よい関係で健康に生きたいと思っている。