結婚。皆さんがその言葉を初めて親族から投げかけられたのは、いつだろうか。
私は大学1年生。
せっかく死ぬほど頑張って大学に入ったら、今度は結婚。今までの勉強はなんだったのだろう。
彼氏がいないと、魅力がない?もっとも、私は生まれつきの容姿が時代の流行に近いので、そこは問題とされなかった。

代わりに、内面がおかしいのだと決めつけられた。内面を否定されるのも、かなりキツイ。
あなたは男性に好かれないような性格なのだ。あなたの話し方がいけないのだ。あなたの考え方がいけないのだ。あなたの趣味がいけないのだ。あなたの人生における一つ一つの選択がいけないのだ。全てを否定された。

内面を否定されることは、今の自分だけでなく自分の過去を否定されることでもある。私が今の私であるまでに通ってきた全ての道のり、費やした全ての時間の否定。

彼氏がいなくても一人前でしょ。増えるばかりの「なりたくないリスト」

彼氏がいることで一人前、という考え方を、そろそろ捨てて頂きたい。21世紀ガールにそんなことを押し付けないでほしい。
恋愛や交際とはデリケートなものだ。それぞれに趣向や好み、相性や希望条件などがあって、それらに口出ししていい人は誰もいないはず。

実際に恋愛をするのは誰だ?私だ。
女性だからこうあらなければ、なんていう物を押し付けられるのには人生20年目にして既に飽き飽きした。同時に、人としてこうあるべき、なんていう価値観にも飽き飽きした。

女性は意見をはっきり言うと嫌われる。ただ、男性は言ってよし。(なぜ?)
女性は結婚を意識しないとダメ。ただ、男性は結婚なんて意識しなくてよし。(なぜ?)
なぜ???
誰か、この問いに真剣に答えてほしい。

慣習に身を委ねて、深く考えもせず、自分より立場や年齢の低い人に権威を振るおうとする大人にはなりたくない。なんだか、せっかくはたちになったのに、「○○な大人にはなりたくない」というリストばかり増えていく悲しみ。時代が良い方向に変わっている証拠だ、と喜ぶべきか。

これらの問題に対処する上で大切なの事は、2つあると思う。あなたに対し、こうあれと押し付けてくる人々との付き合い方、そして自分自身のあり方だ。

押しつけは「Through」。その選択の代償を払うのは私だから

世の中に溢れるマンスプレイニング…押し付けてくる人々は大抵、自分が押し付けている自覚がない。または、押し付けていい立場にいると思っている。
ただそれは、間違いだ。他人の人生に介入を許可されている人なんて、誰もいない。
あなたが今日、今夜、一生、この時間をどう過ごすのかはあなただけが決めていいものなのだ。

彼らに対処する方法はただ一つ、スルーだ。
「Through」という英語を口ずさむときの心地よさ。Thで舌を軽く歯の裏というか間に押し付け息を出した後、roughで一気に舌を解放し駆け上がる。
アドバイスは役に立つものという概念が広まりすぎているのかもしれない。アドバイスは時に害悪でしかない。この人にアドバイスしてほしいと思う人のアドバイスには価値があるが、そうでないものは全てただの押し付けだ。アドバイスを聞くのは大切という思い込みを捨てて、自分を守りたい。自分の人生における全代償は自分に降りかかるのだから。

私は私を貫いて生きる

自分自身のあり方について。
広告やCM、あらゆる物を通して、常に<変わらなければ>との強迫観念に襲われている1番の被害者は、若年女性たちだと私は思う。

独り身モラトリアム、上等。
全ての女性は若い時のみ美しく、ベルエポックを謳歌しろなんていう古臭い考えはくしゃくしゃに丸めてゴミ箱にポイ。
同世代の女性たちに、愛を込めて。