私は、最近まで「彼氏いない歴=年齢」だった。

ずっとそれをコンプレックスに感じていた。

友達とする恋バナは、年齢を重ねるにつれてどんどん濃い内容になっていく…
それに一人だけ入れない自分。

みんなは、焦らなくていいよ、とか
きっとすぐ彼氏できるよ、とか
励ましてくれた。

でも、そんな励ましの言葉は綺麗事にしか聞こえなくて、きっとみんな心の中では私のことを憐れんでいると思っていた。

みんなには自分だけを愛してくれる人がいることを本当に羨んでいた。

とにかく彼氏が欲しかった

どうして私には彼氏ができないんだろうと何度も泣いた。
「彼氏いない歴=年齢」の仲間だった友達に彼氏ができた時には、
心の中は焦りと不安と羨ましさでいっぱいで、素直に祝福することができなかった。

初対面の人と会うときは、この人は恋人いるのだろうかと気にするようになったり、
飲み会で恋バナが始まりそうな雰囲気になったら、さりげなく席を外す癖がついた。

とにかく彼氏が欲しくて、好きじゃない人じゃなくて誰でもいいからって思ってた時もあった。
どこかの知らない誰かに処女もらってもらえばいいんじゃないかって自暴自棄になっていた時もあった。

自分に彼氏ができて初めて、客観的に考えられるようになった

しかし、そんな私にもついに彼氏ができた。
大学4年の冬、22歳のときだった。

お相手は研究室の先輩。
お互いに惹かれ合って、自然と付き合うことになった。
私と付き合いたいと思ってくれる男の人なんて居るのかなと思っていたが、
ついに現れたのだ。

彼氏ができて分かったこと、
それは、まわりは他人に恋人がいるかどうかなんて全く気にしていないし、ましてや憐れんでいるなんてことは無いということだ。

私の身の回りにも「彼氏いない歴=年齢」の友達がいる。
でも、別にその子に問題があって彼氏ができないなんて全く思わない。
その子はとてもいい子だし、可愛い子だ。
つまり、彼氏ができるタイミングなんて、本当に人それぞれなのだ、お互い好き合っている相手に出会っていないだけなのだ。

自分に彼氏ができて初めて、客観的に考えられるようになった。

適当な人に自分の初めてを捧げないで本当に良かったなと感じている。
みんな人それぞれのタイミングがあるということがやっと分かった。

自分が気にしている大抵のことは、周りの人は何も気にしていない

これは、「彼氏いない歴=年齢」についてだけではないと思う。
自分が気にしている大抵のことは、周りの人は何も気にしていないのだろう。

例えば、収入、学歴、ルックス…
周りと比べてしまいがちな事だが、そんなことする必要はない。

周りの目を気にして卑屈になっていても何も良いことなんてない。
自分は自分らしく生きるのが一番なんだと思えるようになった。
そして、その方が確実に幸せな人生を送れるだろう。

今後は、自分らしく素直に生きよう。