この賞に応募しようと思ったきっかけをまず記したい。
峯岸みなみさんの大ファンだから。まずはそこから入る。現金なやつである。
そして、ちょうど応募締切付近に私は29歳になる。ちょうど応募対象年齢ギリギリ。
さらに今年の9月から昇進したこともあり、今までの自分の人生を見直すちょうどいいきっかけになるのではないか、いろいろタイミングがいいと思ったので応募することにした。
とはいえ、テーマである「ほんとは褒めてもらいたい自分の可愛いところ」がとても難しい。そもそも文章を書くことが私は得意ではない。みぃちゃんに読んでもらいたいからという動機が不純すぎるのだ。困った、これでは文章が続かないと思った私は、会社で初めていただいた“ブログ大賞”を思い出す。ブログのように400字×3段落ぐらいで文章を書いてみようと思いついた。
“継続”がブログ大賞に繋がった
まずは自分のことをよく知るために、日記アプリを開いてみた。これは自分が勤めている会社の初代社長が亡くなったことがきっかけで、自分の気持ちを2年ほど毎日書き綴っていたものである。(現在はあまり書いていない。)日記アプリを書いた初日にはこう書いている「きっかけは“ブログ大賞”をもらったこと」ここでもブログ大賞が出てくる。前にも書いたが、私はもともと文章を書くのが得意ではない。小学校で毎日日記を書かないといけないという宿題があったが、その時は文章が見るに堪えないものがあり、母がゴーストライターをしていた始末。そんな自分がブログ大賞をもらった理由は、店舗ブログとは思えない雑談だらけの内容で攻め、他の店長とは違う変わったブログだったからというのも考えられるが、“継続”があった為と考えられる。大学生の時に広報委員で学生生活のことをブログで書いていて、社会人になってからは店舗ブログを書くことになり、ずっと続けていたからこそ、それなりに読める文章が社内で注目された結果がブログ大賞に繋がったと考えられる。母に受賞を伝えると、母はかなり驚いていた。
愚痴もあるけど、目標もしのばせていた
日記アプリの話に戻す。書き始めたころはまだ店長になっておらず、同期の中で自分1人がまだ店長になっていないことに焦っているのが伝わる内容だった。店長になりたい、でも成績があと少し足りない。同期が先に店長になってしまった。悔しい。そういった内容だった。愚痴もたくさん書いている。しかし、悲観的な内容だけではない。「○○ができた」「○○がうれしかった」といった内容もあり、「○○に詳しくなりたい」などといった目標もひっそりしのばせていたりしたのだ。その甲斐あってか日記アプリを始めて4か月後に店長になることができた。その5か月後に異動があり、異動先の店舗がとにかく忙しいという日記内容にシフトしていた。
“素直すぎる”感情も大切に、店長に寄り添える上司になりたい
読み返して気づいたことがある。日記に愚痴のような内容もあったのだが、その愚痴は自分の心に留めているものが少なかったこと。つまり、「愚痴を明け透けなくしゃべりまくっている」。愚痴を言う相手は特に決まっていない。上司にも「○○の対応最悪!!」と愚痴っていたことが日記を見てわかった。
「ほんとは褒めてもらいたい自分の可愛いところ」ってこれかな?と思った。言い換えると“素直すぎる”。今回の応募理由も“素直すぎる”性格から来たのではないかと思う。しかし、この性格は感情に任せてしまうという欠点がある。この度昇進した役職は複数店舗の管轄をすることになる為、店長が何かトラブルを報告した際に、素直すぎる性格だとテンパってしまう。上司がテンパってしまったら部下をさらに困らせることになる。そうならないように感情を少し抑えるようにと昇進の際に言われた。でもそういった感情も私は大切にしたい。その場では出さなくても、トラブルが終わった時に「大変だったね!」と、目標を達成したり、いい面を見つけた時は「すごい!」と素直に言える、店長の気持ちに寄り添える上司になりたい。できたらこんな“素直すぎる”性格を上手に生かして、店長のやる気を上げていきたい。