夢で見た初恋の男の子は、夫婦に「恋」をもたらすのだろうか？

皆さんに、こっそりと、聞きたいことがある。

「夢に昔好きだった相手が、度々出てくるという経験はありますか？」

小さい声で言うけれど、私は「あるよ」。

恋したことのある相手が夢に登場すると、翌朝目覚めた時には決まって複雑な気持ちになる……(学生の頃、フラれた相手を5年は夢に見た)。この気持ち、誰かに分かってもらえると嬉しい。

最近ちょこちょこ私の夢に現れるようになったのは、小学生の頃の、初恋の男の子。夢の中では今の年齢(アラサー)の見た目をしている。学力フェチの私が初めて好きになった賢い子だ。付き合うことも、そこまで仲良くなることもなかったけど、卒業後同窓会で出会ったり、活躍する様子を風の噂で聞いては、なんだか嬉しくなってしまう相手。

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初恋の相手や林先生。夢に出てくる恋の相手たちは、何の権化なのか

ここまできてから言うのもなんだけど、一応言っておくと、私は既婚者だ。結婚相手は初恋の男の子ではない。今の私には子どももいるし、夫婦仲も良い方だとは思う。しかし、夢の中に出てくるキャストは、コントロール出来るものではない。…え？旦那が夢に出てきたことですか？？……えっと、最近では、あんまり……

また、先日朝起きて思わず旦那さんに報告した夢がある(すな)。それは、私があの林先生と良い感じになっている夢なのだ。なにその「学力の権化」みたいな相手。次に出てくるのは宇治原さんだろうか(ちちんぷいぷい…終わらないで…)。

もしかしたら、夢に出てきて恋愛を想起させるような相手は、何かしらの想いを背負った「権化」なのかもしれない。テレビで初耳学を見たからと言って、全員が林先生との夢を見るわけではないだろう。学力フェチの私がこんな夢を見るのは、やはり無関係だとは思えない。私は夢占いは信じないが、この複雑な気持ちの整理は必要である。では考えてみよう。林先生は「学力の権化」だとして、初恋の男の子は何の権化なのか。

「夫婦」という関係と「恋」って両立できるものなんだろうか

私は元々惚れっぽくて恋に落ちやすいタチ。それでも今は、主婦という立場に落ち着いて暮らしている。シンプルに恋とはご無沙汰だ。そして、もし私が現在未婚だったと仮定しても、30歳目前。友人の様子を見ていると、損得感情無しで純粋な恋愛ができる期限はほぼほぼ切れていると思われる。この夢はあくまでも夢。初恋の男の子はきっと、無償の恋愛、つまり「恋の権化」だ。

私は確かに、「恋」を求めている、…のかもしれない。しかし「夫婦」という関係と「恋」。それって両立できるものなんだろうか。結婚してしまえば、ただ相手を好きなだけでは満足できない。旦那にはお給料を入れてもらわないと困るし、向こうだって私には家事を求める。「旦那はATMで、嫁は家政婦」。そんなビジネスライクな関係に慣れてしまえば、結婚生活で悩むことも減るだろう。

しかし、夫婦仲は家庭によって様々だ。もしかしたら、とても仲の良い夫婦の間には、私が知らない質量で、巨大な「恋」が存在するのかもしれない。考えるよりも先に想いが伝えたくなって、手や口が動いちゃう様な。互いに干渉しながらも、自然と心地よい関係を保てる「恋人夫婦」。言葉にすると陳腐だが、やっぱり私は、憧れる。何歳になっても、旦那とのデートにワクワクしたい。この人に今日も明日もいいことがありますようにと願いたい。私も「この人と死ぬまで結婚していたい」と思いたいのだ。