ずぼらな私ですが、髪をサラサラにすることにはこだわりがあります。

「何かつけてきましたか?」 美容院は病院よりも嫌な場所でした

小さい時、美容院に行くと決まってこう言われました。「何かつけてきましたか?」それは髪がギシギシで固いことを意味しています。私は毎回こう言われるのが苦痛でした。

というのも、私はあまり肌が強くなくて、石鹸で髪を洗っていたため、なかなか髪がサラサラにならなかったのです。私にとって美容院は病院よりも嫌な場所でした。

大人になって肌がだいぶ強くなったので、多くの若い女性が使うようなシャンプー、トリートメントを使うようになりました。そうすると、髪からとてもいい匂いがして、毎朝くしで丁寧にブラッシングをしなくても、サラサラの髪を保つことができるようになりました。

「サラサラですね」は、コンプレックスを何とかしたい思いの結果

今では「髪サラサラですね」と言われます。でも、今があるのは小さい時からのコンプレックスをずっと何とかしたいと思っていたからです。小さい時、髪を切りに行くのが本当に嫌で、何とかサラサラにしようと、子供ながらにサラサラになるスプレーなどをかけてから、美容院に行っていたことを思い出します。

時々、親の目を盗んで、石鹸ではなくいい匂いのするシャンプーやトリートメントを使っていたのですが、「ブツブツできるよ」と父親によく言われました。正論ではありますが、レディーの気持ちを理解していない一言だなと思いました。

確かに、シャンプーやトリートメントは自分の肌に合う合わないがあるので、いっそ使わないという選択肢もあるのですが、使わないと使わないで、髪がギシギシになって、毎朝とくのが大変ですし、自信も失くなります。

メイクやヘア、ファッションは大人の女性のためのものと思いがちですが、割と小学校高学年の女の子にとっても大事な要素なのではないかと思います。私はおませな小学生だったので、メイクはしていませんが、ヘアアレンジや雑誌を見ながら洋服のコーディネートなどをよくやっていました。

大人になってからも、髪型が決まるかどうかは大事な要素

また、話は逸れてしまいますが、大人になってからの私にとっても、髪型が決まるかどうかはとても大事な要素です。

特に、好きな人に会う時は、前日にいつもより多めにシャンプーをしたり、トリートメントを念入りに浸透させたり、丁寧に乾かしたり‥。当日には、髪が痛まないようにスプレーをして、念入りに巻いて、ワックスをつけて出かけます。しない時もありますが。笑

好きな人に「似合ってるね」とか「かわいいね」とか、あわよくば撫でてもらえるのではないかという淡い期待をしながら、自分の髪を可愛がる時間は、なんだかとても楽しいです。

 人間の3大欲求は食欲、睡眠欲、性欲の3つですが、髪を丁寧に手入れすることは、私にとっての第4の欲求なのかもしれません。