2021年の私の宣言は、シンプルにもっと強くなること。
なぜそう思うのか。まず最初に、対照的な“弱い”自分をここで挙げていきたい。

虚無感に襲われる日々。就職活動を目前に控え、焦りが募る

2020年、コロナ禍に置かれた私たちは、かなりの虚無感に襲われた人が多いと思う。
私もその一人で、2020年を振り返ってみても、特に秀でたことがあったわけでもなく、考えれば考えるほどマイナスな思い出しか浮かんでこない。人と会うことを避けるように言われ、会いたかった人や話したかった人に会うことが叶わず、また、本来大学の講義内で出会うはずだった人たちとも、友達という関係になったものの未だに対面で会ったことがなく、コミュニケーションが遮断された環境での生活ほど苦しいことは無かった。
それにより自分がダメ人間になってしまっているのではないかと思うようになり、そんな“弱さ“が見えたことがますます自分を苦しめていった。

だが、一人になる時間が増えたことで、考えたこともあった。
私は大学2年生で、そろそろ就活を始める時期に差し掛かっている。ニュース番組や新聞では、就活が上手くいかない学生が増えているという報道を目にするし、航空業界など、企業によっては採用募集をしなかったり、採用人数をかなり減らしたりしている所もあるという。

そんな中で、自分の中にも焦りを感じ始めていた。なぜなら、航空業界は私が目指していた一業種でもあった上、そのような業種に就きたいと考えていた人たちの就職先が狭まることで、悪い言い方をすれば、敵が増えることになるからだ。

私には戦える武器がない。だけど最大の敵は自分自身を弱いと思うこと

ある日、インターンの情報を調べようと、企業研究がてら採用要項などを見てみると、自分の武器が少ないことに気が付いてしまった。何となく気が付いていたことではあったのだが、現実に突きつけられると胸が痛いものである。

自分の入りたいと思う企業のレベルが高いことは百も承知であったのだが、学歴がそんなに高くない私は、自分の力で這い上がるしかないのだと思った。例えば外部の英語の試験のスコアや、英語以外の語学スキル、検定に合格しているか、留学経験など、挙げればきりがないのだが、「自分は人よりもこんなに強いものを持っているんですよ」というアピールが“弱い”、それが私の課題の一つだと感じたのだ。そう感じる今の私は、“弱い”者であると言えると思う。

それから、自分を“弱い”と思っている自分がいるということ。これはもう、“弱い”自分を作り上げている最大の敵だ。だけど、私は“弱い”自分をさらけ出すことは恥じることではないと思う。なぜなら、それは“強い“自分を生み出すためのバネとなるから。だから、”弱い“自分をさらけ出すことは何ら悪いことではないし、むしろため込む方が自分を見失ってしまう。

「弱い」を覆す武器を持って、私なりに歩んでいきたい

2021年、私は強くなりたい。
それは、精神的に、と言った方が明確性があるかもしれない。だけど、私が強くなりたいのは、精神面に限らない。就活において、人に強いイメージを与えられるような、そんな自分になりたい。“弱い”イメージを覆せるような武器を持ちたい。

だから、2021年は自分を最大級に磨き上げる年にすることをここで誓いたい。学業でも何でも、努力をすれば必ず報いがある。これは私の経験上から言えることで、自分が自分で証明してきたことだから、間違いない。

2020年は、本当に自分の“弱さ”が丸見えになった1年だった。だが、友人や周囲の人にたくさん助けられた1年でもあった。だから次は、自分が強くなって、人をサポートできるようになりたい。ここまで述べてきたように、様々な意味で強くなりたい。また、強くありたいと感じる。

強くなることだけが正解じゃないかもしれないけれど、私は私なりの方法で2021年を歩んでいきたいと思う。