明日から、1カ月前から交際している恋人との同棲がはじまる。
それはもう、ものすごく幸せな気分で、この気持ちを効果音で表現するなら、ルンルンやウキウキだ。
いわゆる「盲目的な恋」というやつで、今の私は絶賛舞い上がっている。
「え、1カ月で同棲って大丈夫なの......?」
これが普通の反応だと思う。一般的に、こういった類の恋愛は長続きしないのがセオリー。それは重々承知している。ただ、盲目になっている自覚はあれど、私は付き合いたての今だからこそ溢れてくる、この気持ちを大事にしたいと思っている。
彼のことしか考えられず1日中ぼーっと過ごしたり、会いたくて、寂しくて、普段は絶対に聴かないような恋愛ソングを嗜んでみたり。
毎日毎日ウキウキした感情が止まらない。
毎日毎日、とめどなく溢れてくる幸せな気持ちを楽しんでいる。
以前、「こんなに毎日すきすき言ってて、長続きするかな?」と彼が言ったとき、「続かないと思うよ」と私は答えた。
きっと、時間の経過とともに、愛情の温度はゆるやかに下がっていくだろう。お互い、人並みに恋愛をしてきたから、ウキウキした100℃の恋愛が持続しないことくらい理解している。
共通目標は今とは形が変わってもサステイナブルな「すき」
でも、私はそれでいいと思う。
今、せっかく湧き上がっている100℃の感情を無理やり冷ましてしまうなんてもったいない。もし、この気持ちが100℃じゃなくなったら、そのときはそのとき。そのとき感じる温度で、心に正直に愛を育めばいいのだ。
一方で、私たちも手放しで盲目ラブをやっているわけではない。いつか温度が下がると知りながら、ウキウキな恋愛を楽しむには、やはり工夫が必要。
そんな私たちは、サステイナブルな「すき」を共通目標にしている。
”サステイナブル(英語表記)sustainable
《「サステナブル」とも》持続可能であるさま。特に、地球環境を保全しつつ持続が可能な産業や開発などについていう。「サステイナブルな社会作り」”(出典:デジタル大辞泉)
温度が低くても、今とは形が違っても、「すき」という気持ちを持続することを目標にしている。私たちにとっての幸せとは、お互いがお互いを「すき」と感じられることだから。
ルールの前にまずは共通の目標を立てて共有する
この目標を共有しているおかげで、私は彼の態度や行動に一喜一憂しない。
すべては、彼が私への気持ちを持続させたいと思っている前提があるから。
そのおかげで、メッセージが既読スルーでも、愛のメッセージが連続で送られてきても、彼が起こすすべてのアクションを肯定的に受け止めることができる。
もし、サステイナブルな「すき」を共有していなければ、「気持ち冷めちゃったのかな」や「メンヘラなのかな」などと、彼の気持ちを疑ってしまうだろう。
同じ目標を持つことで、そのひとつひとつの「行動」と「気持ち」との区別をつけられるようになる。ケンカをしても、すれ違っても、ふたりで一緒に「すきを持続させるにはどうすればいいのか」の問いに立ち返り、話し合い、改善していけばいいのだ。
だから、明日から始まる彼との生活も、自信を持って目一杯楽しみたい。
パートナーとの関係維持のために、いろいろなルールを作っているカップルもいると思う。私たちの間にも、この先少しずつルールができていくだろう。
しかし、私はまずは共通の目標を立てて共有することを推奨したい。
それはきっと、パートナーシップで目標を達成することにつながるはずだから。
“持続可能な開発目標(SDGs)
17.パートナーシップで目標を達成しよう”
(参考:https://www.mofa.go.jp/)