2020年は誰しもが我慢をして、耐えて、頑張った1年だと思う。
日本中、世界中の人に「頑張ったね」と言ってあげたいくらい。もちろん私自身にも。
かがみよかがみのエッセイを読むと、コロナ禍で仕事を失った人もいたようだ。
不謹慎かもしれないけれど、私はコロナ禍でとても恵まれた方だったと思う。
なぜかというと、仕事を失うことも休業になることもなく、在宅勤務をさせてもらった。
そして何より、本業は「好き」を仕事にしていて、
副業のライターも好きな仕事で、コロナ禍でも変わることなく細々とやらせてもらっていた。
2021年、ライターとしては新たな分野にも挑戦する予定だし、
とても順調なのではないかと思う。
頼まれたら断れないこの性格が、自分自身を苦しめ続ける
これだけ書いていると、何か不満なことがあるんですかと言われてしまいそうである。
人生で初めて在宅勤務をして、家でずっと仕事ができるなんて最高じゃん!と当初は思っていた。
しかし、いざ在宅勤務が始まると、チャットで仕事のやりとりをして、同僚や先輩社員の顔が見えない分、言葉だけでは上手く伝わりづらい部分もあって、誤解を生んでしまうことも多々あった。
在宅勤務になる前から、人に仕事を手伝ってほしいと頼まれると、自分の仕事が沢山あっても断れず引き受けてしまう性格で、チャット上だとそれがより一層断れなくなってしまう。
この性格は前職のときと変わらず、ずっと自分自身を苦しめ続けている。
嫌われたくないとか、次に会ったときに何か言われたらどうしようとか…。
相手第一で考えてしまい、仕事が終わる頃には在宅勤務の方が何故か疲れていたこともあった。
さらに、私の所属する部署は少人数で仕事をしており、私一人で受け持っている仕事もある。
もし私が辞めたらどうなるんだろう…と考えたこともあった。
もっと自分を第一に生きるべきじゃない?その言葉に、はっとした
コロナ禍ではあるが、去年仕事のことで一番悩んでいるときに、久しぶりに学生時代の後輩と二人で食事に行った。
この後輩とは長い付き合いで、仕事の状況や人間関係など洗いざらい話をした。
全て話をし終わった後に、後輩が私に向かってたった一言。
「先輩はもっと自分を第一に考えて生きるべきじゃないですか?」
そう言われてはっとした。
どうしていつも相手のことばっかりで、自分の気持ちを優先してこなかったんだろう。
「嫌ならはっきりそれはできないって言った方がいいですよ。」
「言い方悪いかもしれないけど、先輩が仕事を辞めたって代わりはいくらでもいますって。」
「やりたいって思ったこと絶対やった方がいいですよ。」
後輩はそれから畳みかけるように次から次へと言葉を発した。
私は、一歩踏み出します!「自分ファースト」で挑戦し続けたい
なんで簡単なことなのに、私は気付けなかったんだろう。
人間は似たもの同士で仲良くなるというけれど、何故かこの後輩とは全く似ていない。
私が付き合いがある人の中で一番私とはタイプがかけ離れているが、いつも一緒にいて楽しい。
あの時食事をしなかったら、きっと私はこのエッセイを書いている今も、うじうじしていたに違いない。
実は、この後輩に会ったとき、とある挑戦に一歩踏み出そうか踏み出すまいか悩んでいた時期でもあった。
この挑戦が成功すれば、私は仕事環境も、住居も、何もかも変わってしまう。
変化を恐れるあまり、直感的に私はこれをやるような気がすると思っていたにも関わらず一歩踏み出せずにいたのだ。
背中を押してくれた後輩に感謝しかない。
わがままだと言われてもいい!2021年は「自分ファースト」で生きると宣言する!