私は2020年就活に失敗した。
憧れの専門学校に入学して卒業が見えてきた今日。決して楽しいことばかりではなく、あっという間でもなかったけど夢の第一歩を踏み出せると思って就職活動は誰よりも情報を集め誰よりも行動した。
3つ目の実習先で私は泣いて傷ついて、一つの夢を失った
うさんくさい就職担当の先生。
"だったらこうすれば?"とか"大人はぁ"とか"そうしていれば"ってタラレバとしょーもない社会常識を19、20歳の人間に押し付けるのが好きみたい。
夢の為なら仕方ないと自分をなだめて、昼休み、放課後、何回もその先生のところに行って相談しては調べて…の繰り返しだった。
そして、何枚も練習して書いた履歴書を持って、ばっちりスーツで決めた。
ダサい髪色に戻して覚悟を決めて開けたピアスを隠してね。
だけど、いくら実習に行っても自分の心から働きたい! と思えるところがなかった。私じゃなくてもできる仕事に価値なんて感じないし。一度やりたくないと思ったらもうそこまでな性格なので。
そして3つ目の実習先で私は泣いて傷ついて、一つの夢を失った。
3つ目の実習先は初日から合わないなって思ってしまいやる気が微塵も出なかった。指示も曖昧、褒めないけど注意は沢山してくるとんでもない女の店長だった。顔はコロナ予防のマスクがなかったら見れたもんじゃない。
そんな奴の前でやる気のなさ全開、だいぶ不貞腐れた顔の私はそいつの逆鱗に触れてしまったようで遅刻という引き金でバチくそ怒鳴られた。
これは冗談抜きで本当に怖かった。社員だったら完全にパワハラ。他人の大人に怒られるってこんな肩が内側に入って顔を上げれなくて心臓を握られたくらい苦しくなるんだって思った。
結局頼れるのは自分。他人にどうこうしてもらおうとしたから失敗した
そうして、私は昼休み縋るように学校にヘルプを求めて電話をかけた。鼻水をすする音はめっちゃいいASMRになってたと思う。
6日間あった実習は3日で強制終了を告げた。心に傷を負った私は学校に戻って泣きながら就職担当の先生にされたことあった事全て話した。
「僕がするのはあくまで事情聴取で善悪を白黒つけるものではありません。なので嘘はつかないでください。」
その言葉で完全に目が覚めた。え、私の味方じゃないんですか?? なにその真顔。私怒られましたけど?って正直思った。だって怖かったし慰めてほしいと思いません?
今考えると甘い考えだなー。
でも結局頼れるのは自分。他人にどうこうしてもらおうとしたから失敗したんだ。この人に相談しておけば、まあ、なんとかなるとか、この肩書きの人は頼って大丈夫とか安易な信頼が引き起こしたこの事件。
馬鹿みたいな発想と自信。若さってこういう時に出るんだと思う
涙が引いて数日、換気扇の下で無表情にタバコを吸って私は決心した。
どこかに就職?個人事業主でいいじゃん? ぜってぇ起業してやる。
馬鹿みたいな発想と自信。若さってこういう時に出るんだと思う。
指示されること、雇われることに向いてない、人にイライラしてそれを態度、顔だけに出していたってダメだ。人に期待しないでじゃあ自分でやれよってことだよね。
就職担当の先生の元へはその日から行っていない。その専門職にはつかないって決めても学校へはもちろん毎日行っている。友達に会いに行っているのもあるけど、私の反骨精神の表れ。
2021年専門学校を卒業したら北海道を出る!
そう決めてからコロナは生活様式、働き方を変えてくれた味方と思える様になった。
具体的にどうして行こうって言うのは徐々に考えて、とりあえず親戚のお店でアルバイトさせてもらってお金を貯めようか…新しい夢はわくわくが詰まっている。女性が一人で稼ごうとすることは恥ずかしくないし幻想でもない。
一人でもYouTuberで億稼いでる人がいる時代、女性が起業して成功してる人も沢山いる。
今の時期、私より悔しい思いをしている人や苦しい人はいるだろうし私に特別なスポットライトが当たることはないけど、一度挫けたけどまた頑張る気のある女が一人ここいることは確か。
男性サラリーマンの年収を月収で稼げるくらいの女性になりたい!!
これは30歳までの目標。
そうなれたら、すました顔で無意味に学校に挨拶にでもいこうかな?
2021年私は沢山の人に感謝を忘れず、なににも囚われない自由な女として生きます!!
あと、綺麗になる為ハイフ行ってみたい…。