小学生の時はクラスで2番目くらいに頭が良かった。田舎だったから6年間クラスは一緒。男女みんな仲良かった。
中学生の時のテストはいつも10位以内には入っていた。中一の時は男女仲良かったけど2年生あたりから外見のことでいじられ始めた。
高校の時は勉強はあまりしないけど模試の結果は平均以上。女子とは仲良く、男子とはあまり話さなかった。仲良くなったのは2人くらい。
人間関係もそれなり。テストもそれなり。人生どん底ってほどではないけど、超充実しているってわけではなかったかな。
適当に、なんとなーく生きてきた私に、転機がやってきた
超上手くいきそうなとき、いつも外見をちょっと馬鹿にされて崩れていった。女子とは仲良かったんだけど、男子はだめで、何かするたびに笑ってきた。
簡単には変えられない顔のせいで、見た目のせいで、こんなに馬鹿にされるんだ、笑われるんだ、ネタにされるんだ、ってびっくりしたのが中学時代。
だから私は、頭良くても人から好感もたれようと接し方に気を付けても、外見でダメになるんだ じゃあどうしようもないな。と思って、自分を「もっと良くしよう」と思うこととか常に努力することを諦めるようになった。適当に、なんとなーくやろう。その場の流れに合わせて人の意見に合わせようかなと思った。
高校時代もそんな感じで、大学時代もそうだと思った。
でも、転機があった。それが大学1年生の4月。
私は第一志望の大学に合格して、大学生活が楽しみだった。女子しかいないし、今までとは違って上手くやり続けられそうだなって思った。
でも、周りは違った。志望校に落ちて滑り止め。泣く泣く入った子ばかり。1年生なのに将来のことが不安。良い就職先に行かなきゃってすでに考えてる。
そんな子たちに囲まれていたから、流されやすかった私はすぐに不安を感じてしまった。
「そっか、この大学じゃダメなんだ」「今から何かしないといけないんだ」。そう思っていた。
ある女性に言われた一言「人は作り方次第だよ」
そしてネット上で意識高めのサークルとか、学生団体を必死になって探し始めた。
色々あったけど、なんとなく惹かれた団体のイベントを見つけて、参加してみた。そこで出会った大学生のお姉さんが衝撃的だった。瞳がキラッとしていて、生きてるって感じがした。出てくる言葉一つ一つに力がある。心を動かされる。外見は普通の大学生のようだけど、オーラが違う。もっと話を聞きたい、こういう人になりたい、そう思わせる人だった。
話していく中で過去のことも伝えるようになった。外見を馬鹿にされて適当に生きるようになったこと。少し恥ずかしかったけれど話した。
そこでお姉さんから言われた言葉はこうだった。「人は作り方次第だよ」
人は作り方次第。自分の考えをどう作るかで行動が変化する。行動が変化したら人生も変わる。人は、作り方次第。
どこかで聞いたことのあるような話にも思えるけれど、その時の私にはすごく響いた。今までの経験から、作っても無理だって、諦めていたはずなのに不思議だ。
私は、私でいることが素晴らしい。私は私でなければならない
本当は心の中で変化したくて、すがりたかったから、心に響いたのかなと、今になって思う。
それから私はこの言葉を胸に学生団体にチャレンジし、多くの学生や社会人と出会い素敵な人になるための考え方を学んで実践してみた。
行動が変化して、気持ちも変わった。自分が人からどう見られているのか。そんなことは気にしなくなった。
私は、私でいることが素晴らしい。私は私でなければならない。誰にも代えられない貴重な存在だ。だから、もっと素敵に作っていきたい。
そう思えるようになった。
一つの言葉で人生が変わった。
私は明日も生きる。「もっと素敵に」と思って。