エッセイ投稿サイト「かがみよかがみ」には、18~29歳女性の等身大の思いが綴られたエッセイがたくさん届いています。そのなかから、両親の不和から考えた自身の結婚観についてつづったエッセイを紹介します。
①母への暴力を覚えていない父の「ずっと愛し続けます」。私はどう応えたらいいかな(ひかり)
あらすじ)父は長いこと、母に暴力を振るっていた。酒を飲んでは顔をなぐり、首を絞めていた。理由の一つは、母の数十年前の浮気だった。
②姉の結婚式の日、父の不貞が今も続いていることを知った(East)
あらすじ)結婚式の日、私は父の不貞が今も続いていることを知る。写真を交換するときに父の携帯を操作すると、相手からのメッセージ通知が入っているのであった。
③殴る父と「見抜く力がなかった」と嘆く母。私は結婚が怖かった(さくら子)
あらすじ)感情に任せ、何であんな人と結婚しちゃったの?と母に聞くと、少しうなだれながら、「結婚するときにはあんな人だとわからなかった。真面目なエリートと結婚したら、幸せになれると信じてたの」と言った。
④心は通じ合っているの?かみあわない会話をする父と母は「家族ごっこ」に見えた(うさ子)
あらすじ)父と母が作り出す家庭は、いつもどこかいびつだった。
「家族ごっこ」をしているように作られた会話と笑顔。与えられた家族としての数十年を、波風を立てずに終わらせるよう意識しているみたいだった。
⑤怒声が飛び交う部屋の中で誓った。「自分の子供には静かな眠りを」(なつぽん)
あらすじ)喧嘩が始まると子供がいることなどお構いなしに怒声を浴びせ合った。私は布団の中にうずくまり、ドキドキと鼓動する心臓と共に早く終われ、早く終われ、とひたすら願うのだった。
以上、両親の不和から考える20代女性の結婚観をつづったエッセイの紹介でした。
「かがみよかがみ」では毎日、たくさんのエッセイを紹介しています。どのエッセイにも書き手の思いがいっぱい詰まっていて、きっと「これは私のことだ!」と共感できる1本があるはずです。ぜひ探してみてくださいね。
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