あなたのInstagramのアカウント名が、私のあだ名の英語版になってた。アイコンが、付き合ってた頃の一番幸だった時の写真になってた。

LINEのステータスコメントから、あなたが私に未練があるってことには気付いてた。でも、私はLINEはブロ削して、Instagramのフォロー外して、Facebookもブロックした。

あなたは私に嫌われたと思って悲しんだでしょう。ごめんね。

友達から紹介されてLINEを交換して、私に好意を寄せてくれる彼

今でも、綺麗なものを見つけたらあなたに見せたいし、楽しいこと面白いことあったら一番にあなたに伝えたいと思ってるよ。私はあなたを夢で見るほど、無意識に強く望んでる。

だから最後のデートで、もう二度と会わない未来を選ぶことを知っていたのなら、それまで言えなかった言葉をちゃんと伝えられたかな、そんな風に時々あの頃に思いを出す。

でも、大好きなあなたを遮断することで、私は前を向いて、夢に向かって歩いて行ける。

あなたはいとも簡単に私の心を盗んだ。ある日突然友達から、私と仲良くなりたい人がいると聞いて、LINEを交換し、会う約束をした。そして、初めて会った瞬間から、私への好意を全開で接してきた。

いつでもどこでも迎えに来るし、嘘が下手なくせに私を喜ばせるためにバレバレの嘘をつき、私のありとあらゆる側面を褒めちぎった。でもどういうわけか、その不器用な姿がこの上なく愛おしく感じた。

私たちに関係は、大人になってもずっと変わらないと思っていた

告白された日のことは、鮮明に覚えてる。学校帰り一緒に歩いていて、不自然な流れで恋愛トークをねじ込んできた。そして、西武新宿駅の改札前であなたは突然立ち止まってこちらを向き、目尻を最大限に下げて「好き」と言った。

相手に好意を打ち明けられて、嬉しさを感じたのはこの時が初めてだった。“幸せ”とはこのことなんだな、と実感した。

お互い毎日忙しいけど、よく電話して、毎週末デートして、色んな世界を一緒に見てきた。毎週金曜日は、ジョナサンに何時間も居座った。人前では爽やかキャラだけど、私と2人の時は子犬のように甘えてくるあなたとずっと一緒にいたい。あなたが居れば、他に何もいらない。

私の名前を呼ぶ少しハスキーな声、私の肩に寄りかかった時の重力、あなたの左手と私の右手の間の湿度、指の血管の脈の速さ、太ももの硬さ、私を見つめる視線、歩く速度、ハグする時の心拍数。大人になっても変わらないと思ってた。

彼のことが大好きすぎて「自分の夢」を諦めなきゃいけないと思い…

いつの間にか、あなたに借りた本にも埃が溜まっていた。私も自分の一番好きな本を貸したまま。

あなたとの思い出は、今でも鮮明に覚えてる。また、あの頃みたいにあなたの隣にいたい。なのに、なぜ私は別れを選び、SNSの関係は全て断ち、こんなにも冷たくするのか。

それは、好きすぎるから。周囲や自分の状況判断も勉強もまともに出来なくなるほどあなたは、私の脳内を占領して蝕み、気づいた時には、2人を結んでいた糸は私の両足を縛っていた。

勉強が手につかず、他の友人関係を放棄し、私が勝手に全てをあなたに捧げていた。あなたはきっと「そのままの私でもいいよ」って受け入れてくれるでしょう。いつもの素敵な笑顔で微笑んでくれるでしょう。

でも、19歳の私には夢を諦めて、あなたとともに生きていく覚悟が持てなかった。これが、私が大好きなあなたを自分から突き放した理由です。

今あなたが何してるのか全く知らない。たまに思考停止して泣きたくなる。あなた以外の人なんてどうでもいい。お互い別れたフリしてるだけって。でも、私はあなたの元には戻らない。