「ピル」「ミレーナ」「卵管結紮(らんかんけっさつ)」
この3つの単語をついさっきタップして、既に私の悩みをお見通しの方。鋭いですね……。

私は今から妊娠や避妊、つまり医療に関わる悩みを文章にしようとしてる。慎重に書くので、みなさんも慎重に読んで下さると嬉しい(詳しくはそれぞれでお調べください)。
また、もしもあなたが私の言葉に不快感を感じたとしたら、すぐにブラウザバックをして下さい。これはあなたの立場によっては、読まない方が良い文章だと思うから。

では、なぜ書くのか。それは私と同じ、もしくは似た悩みを抱えている人が、どこかにはいると思うから。恐らく人数は少ない。でももしかしたら、あなたの身近にもいるかもしれない。そしてその人も私のように、小さく縮こまって悩んでいるのだと思う。

だから、書くね。

産後の自分にどの様な医療処置を行うかを、決めかねている

私は3人目の子どもを出産予定の妊婦だ。長男が逆子だったので、彼に続いて次男も帝王切開で出産した。そして春先に生まれる長女も、帝王切開で出産する予定になっている。
私は今、産後の自分にどの様な医療処置を行うかを、決めかねている。
単刀直入に言う。私は妊娠しやすい身体なのだ。とても。……こんなことは恐らく、小声で話した方がいいのだと思う。

「帝王切開は3回まで。4回目以降はリスクが跳ね上がる」
私はどこかで聞いたそんな言葉を信用しきって、子どもは3人までにしようと、決めていた。
しかし、今お世話になっている産院で「卵管結紮」について具体的な相談をした際に、「うちは4回目の帝王切開も受け入れているよ」と告げられたのである。……え?(唖然)
それまで勝手に抱いていた思い込みは、ズルっと撤回された。私はどの道を選んでもリスクとリターンがある三叉路を目の前にして、立ちすくんでしまった。

今のところ「4人目」を想定しにくいと思っている

結局決め手となるのは、私達夫婦が「4人目」を考えるかどうか。それにつきるのだと思う。しかし今の私は、29歳だ。5年後、10年後の私達夫婦や家族の状況、医療現場の状況が、今からわかるわけもない。また「4人目」育児は令和の今、かなりのレアケースだ。
私は、つい最近まで医療的に無理だと思っていたこともあり、今のところ「4人目」を想定しにくいと思っている。そして、帝王切開なのである。「卵管結紮」をするなら、3人目の出産時が良いだろう(お腹を開いているからね)。
そして手術を経た私は20代にして、今後ほぼほぼ妊娠し得ない身体になるのだ。……産院の先生が、「ピル」や「ミレーナ」を選択肢として挙げるのも、最もだとは思う。

また、私は生理痛が重い。避妊のために「ピル」や「ミレーナ」という手段をとったとしたら、生理の負担を減らすという意味でもメリットを得られると聞く。
身体にかかる負担やリスクも、「卵管結紮」に比べれば少ないらしい。しかし「ピル」の飲み忘れや、「ミレーナ」のズレなどで、妊娠する可能性は、ある。逆に言うと、これらの手段をとったならば、数年後妊娠したいと思った時に妊娠できる可能性が残されるということだ。

今の私が「卵管結紮」を選択したとしたら、未来の私は悲しむだろうか

繰り返しにはなるけれど、これは医療的な話だから、人によるし、産院にもよる(だから、検討している方は早めに産院に確認することをおすすめする)。私が理解している範疇のことが、全てではない。
親身になって話を聞いて下さる助産師さん達の言葉も、どうしたって実体験や個人の価値観を踏まえた、想いの籠ったものになる。当然それも温かく、ありがたい。この件は、気持ちを切り離して考えられる悩みではないのだ。

こんな私は、「アフターピル」(緊急避妊薬)に関するニュースを見た時などに、他の人が抱く気持ちとは多分、少し異なる気持ちを抱いている。
私には縁あって、子どもを共に育てていけるパートナーがいる。アフターピルにお世話にならないで済むなら、それに越したことはない。その為の避妊。そして、「4人目」……。
私が35歳、40歳の時に産まれる赤ちゃんも、きっとめちゃくちゃかわいい。未来の私は、今の私が「卵管結紮」を選択したとしたら、悲しむだろうか。未来の日本は、子育て世帯に優しい国だろうか。

医療的な処置に関しては全て、それぞれが悩むしかないんだと思う

この世の中には、100%の避妊方法は存在しない。そして私が数年後、もし妊娠を望んだとしても。必ずしも赤ちゃんがやって来るとも限らない。
この件に関して私は、「出産当日までに決めてくれたらいいよ」と産院に言ってもらった。
そして、最終的な決断を今後、この様に文章にして発信することはしないつもりだ。それは私の決断が、僅かであっても他人の天秤を揺らすことを恐れるから。この件に限らず医療的な処置に関しては全て、それぞれが悩むしかないんだと、私は思う。

三叉路の内、どれかの道に進むつもりではいる。そして、後悔はしたくない。しかし、結局はどの道を選んでも、振り返ることにはなるだろう。それでも日常、前を向いて人生を歩めれば、それでいいんだと思う。
だから私達はしっかりと、夫婦で悩む。旦那にも男性側の避妊手術について、調べてもらっているところだ。