休みが1日だけと2日以上の連休では、気持ちもやりたいことも違ってくる。滅多になかった連休。1ヶ月に1回もない月もあったので、その気持ちは尚更だ。
正社員だった当時の連休、私は大好きなロリィタファッションに身を包み、旅行に時間を費やした。
連休、それが私の「いつもと違う休」だった。
連休を見つけたら、すぐにひとり旅の手配をする
私は当時、関東で販売職に従事していた。そのため土日祝日関係なく仕事だった。
お盆休みもない。年末年始の休みもなく、大晦日や元日は通常通り仕事だった。その代わり、休みは平日が多かった。
休みは殆ど1日で、連休は1ヶ月に1回もないということが普通。連休があれば、どこかで連続勤務していることが多かった。
だから私は、連休の時は殆ど旅に出る。
1日だけの休みは基本、家の掃除をするか、親戚の家に行くか、サンリオが好きなのでサンリオピューロランドに行くか、のどれかだった。
シフトが出て連休を見つけたら、すぐにネットで旅行会社のホームページを見て検討する。
行った場所は、札幌、函館、名古屋、京都(3回)、岡山、大分だ。函館以外はひとり旅。厳密にいうと、私とうちの家族の誰か(ぬいぐるみ)なのでひとり旅ではないが。ちなみに、函館は母と行った。
行き先は直感で選ぶ。そしてホテル、食事、着ていくロリィタ服を選ぶ
はやい時は、シフトが出て1日で予約をとった。
行きたい場所は、直感で選び、そこについての情報収集が即座にはじまる。
ホテル選びは重要。学生時代もひとり旅が趣味の様なものだったので、念入りである。調べてもわからないこともあるが、できる限り調べた。
行ってみて、あるホテルは扉が倉庫の様だった。あるホテルは、周辺の治安が悪かった。
あとは料金と相談。モーニングついてるかついていないかもポイント。
移動手段も注意。旅行先での時間を長くとりたいので、始発で行くことが多かった。始発で新幹線や飛行機が間に合う時間を探す。少し時間変わっただけで新幹線も飛行機も値段が変わる。
連休明けの出勤を考えて、夜行バスという手段は消えていた。
予約が取れて仕舞えば、あとは現地で行きたいところを探す。京都の場合学生時代に住んでいたので、当時の友達に連絡をし、会える人に会う約束をする。
旅行前に、ある程度行きたいところを定めておく。当日時間の無駄遣いをしない様に。食べたいものもチェック。スイーツも重要だ。
着ていくロリィタ服も考える。どの服を着て連休を満喫するか非常に重要である。
私が旅行をするのは、現実から離れるため
そうして、旅行当日を迎える。
滅多にない連休を満喫する。
私の連休は平日ばかりだったので、どこへ行っても空いていた。人がいない中、ひとりと一体(時には2体)の時間を満喫する。
私が何故連休に旅行するのか。それは、旅行が好きというだけでなく、現実から離れたい、という思いがあるからだ。
現実は、人との関わりが多く気を遣う場面が多い。しかし、ひとり旅は、何かあれば自己責任だ。人と関わらないで過ごす時間が多い。気を遣う必要もあまりない。
だから、私は旅行をした。
しかも、旅行時、殆どロリィタファッションだった。大好きなお洋服に身を包み、大好きな家族を連れて、ロリィタ用の鞄とスーツケースを転がし旅に出る。
私にとって、それが優雅で充実した時間であった。トラブルもあったが、それも経験となった。
今はなかなか旅行はできないが、行きたいところは沢山ある。また何処かに行きたい。