ハイスペック男子との恋を叶えるべく、私「メイクテク」磨きます

最近、メイクをもっと頑張ろうと思えるようになった。
きっかけは、好きな人ができたから。その彼は、イケメンで頭が良くて、いわゆるハイスペ男子と世間で呼ばれる部類だと思う。
そんな素敵な彼と、どうしても付き合いたい。ビビッときてしまったから、もう後には戻れない。この恋を叶えるために、ダイエットやファッションを頑張ると決めて、毎日SNSを見て勉強して、やってみたいと思ったことはすぐに試すようにしている。
SNSを見るうちに、メイクでも可愛さを作るとても重要な要素だということに気づいた。素敵なメイクを見て、メイクをするとこんなに可愛くなれるんだと心が弾んだ。
でも、私はどうしてもメイクをすることが好きになれない。なぜなら、もともと手先が不器用で、コスメを器用に使いこなせる自信がない。
例えば、アイシャドウを使って綺麗にグラデーションするアイメイクなんて、自分に出来ると思えない。あと、コスメの種類がたくさんありすぎて選べないし、価格も決して安いとはいえない。色々使って自分に合うコスメを見つけていくのが王道だけれども、手間もお金も結構かかる。世の中のメイク上手な女性は、本当にすごいと尊敬する。
とはいえ、私も全くメイクをしないというわけではない。不器用な私でも失敗なく使えるコスメをいくつか愛用している。でも、もっとメイクを楽しく頑張れるようになりたいと思いながら、ドラッグストアで流行りのコスメを眺めている。
そんなある日、私のメイクを良くしてくれる素敵なアドバイスを貰うことができた。アドバイスをしてくれたのは、行きつけの美容室で、いつも担当してくれる同世代の女性美容師さんだ。
その日、私はいつもより少し濃いめのメイクをして、美容室でカットをしてもらっていた。すると、その美容師さんが「メイク変えました?」と私に尋ねた。私は、メイクが変なのかもしれないと不安になりながら「そうです」と答えた。
すると、「もっと明るい色のアイシャドウの方が似合うと思いますよ。例えば、ピンクやオレンジとか」と具体的にアドバイスをしてくれた。また、「今はアイラインを引かないのが流行っているんですよ」と教えてくれた。
確かにその日の私のメイクは、ブラウン系のアイシャドウとアイライン、黒のマスカラのメイクで、少し暗めのメイクだったのかもしれない。以前は、ピンクのアイシャドウを使っていたが、ちょうど使い切ってしまっていたし、年齢を考えて少し落ち着いたメイクにしていたのだ。
しかし、大切なのは年齢ではなく、その人に合ったコスメを使ってメイクをすることだと、その美容師さんと話して思った。実は、私も明るい色を使ってメイクをしたいと心の奥で思っていたのだ。
その美容師さんとの会話で、年齢に関係なく、明るい色のアイメイクをしても良いということに気づいた。ヘアカットのために美容室に行ったのに、メイクのアドバイスも惜しみなくしてくれた美容師さんに感謝の気持ちでいっぱいになった。良い接客ってこういうのをいうのかもしれない。
これからは、明るいカラーのメイクで、ハッピーな気持ちで生きていこうと思う。明るく華やかなアイメイクで、大好きな彼をじっと見つめて距離をぐんぐん縮めていきたい。
メイクするのは相変わらず好きではないが、頑張って上手くなりたいと思えた。美容師さんのアドバイスのおかげで、メイクと少しだけ距離が縮んだ気がする。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。