共学と別学、どちらがいいか。それは一概にはいえないことだが、私は人生で1度は別学を経験してもいいのではないかと思う。
女子校は陰口が多くて怖いというイメージを持たれるが、共学も怖い
ふつうに過ごしていれば、別学になることはまずないだろう。「別学」という選択肢を選び取らなければ、共学の世界しか知らずに一生を終える。
だが、別学を選んだ人は共学も無論、経験している。2つの世界を知っている。これは良いことではないだろうか。
別学、もとい女子校に対しての悪いイメージは「女子同士のドロドロがすごそう」というものだろう。このドロドロは、いわゆる陰口というやつだ。
女子は怖いというが、怖いのは男子も変わらない。女子の怖さは見えないというところにある。見えないことで過度な想像をしてしまい、悪いイメージが増大されているのだ。
しかし、男は目に見える。「あいつきもくね?」とそのまま、ストレートに悪口を大声で言う。これが伝播して瞬く間に広がる。それが怖いのだ。デリカシーがないといわれる所以は、思ったことをそのまま言ってしまう、分別がつかないところによるものだと思う。
私は毛深いことがコンプレックスだったのだが、夏で半袖に衣替えした時、男子にそれを見られてからかわれた。1人ではない。大声で言うため、数人の男子が興味を示して集まってしまった。
そして、ずっと言われ続けることとなった。苦い思い出だ。これにより人間関係の面では、女子校と共学で大差ないだろう。
女子のドロドロは男からくるものが大きいが、女子校はそんなものない
私は共学から女子大に入ったが、女子大に入って良かったと思った。別学を味わえて良かったと思う。
女子校は女子のドロドロがすごそうだから嫌だと、偏見を持っている人は是非入ってほしい。先ほど男子の怖いところをあげたが、女子の怖いところは嫉妬や妬みだろう。
しかし、とどのつまり、女子のドロドロは男からくるものが大きい。原因の1つのぶりっ子だが、ぶりっ子がなぜ嫌われるか考えると、男子に媚びている姿に女子が嫌悪感を覚えるからだと私は思う。
ぶりっ子も男子にかわいく見てもらいたいのであって、同性に見て欲しいという人はなかなかいないだろう。それにより、女子校にはまずぶりっ子が存在しない。男子がいないため、友達と好きな人が被ることによって起こる女子の対立、絶縁といったこともない。よって、共学よりむしろ女子校のほうが、女子の闇は少ないというのが現実だ。
女子校に入って私が思うこと。男子がいなくても楽しく生きていける
また、女子は男子に対して遠慮している部分が大きい。男子と女子のどちらが目立つか考えると、男子ではないだろうか。男子の方が強いこともあり、クラスのムードメーカーも男子がほとんどだろう。女子は見守ることに徹する。
それが別学になった途端、はじける。やりたいことを我慢せず、言いたいことも我慢しない。私の推測に過ぎないが、「あれ?この子こんなに面白かったっけ?」となる子が多い気がする。
女子校に入って「女子ってこんなに面白い子いたっけ?」となったのは、私だけではないはず。男子がいなくてもばか笑い出来るし、楽しく生きていける。安心してほしい。
それに男子の目がないことで、気にしてできない話もできる。実際、私はコンプレックスだった毛の話を友達と堂々としている。友達と脱毛はどこを使っているだとか、何回に何回に分割して支払っているだとか気兼ねなく話す。ぶっちゃけ男子はいらない。
だが、1つ懸念するとすれば、男子への免疫がなくなってしまうことだろう。まあ、そんなもの社会に出ればそのうち身につくと思うので、是非女子校の楽さを体験してみてほしい。