私、実は2級の手帳持ちの発達障害者でーす!
あなたたちが「個性」という便利な言葉でごまかし、目を背けてきたおかげで、自分が障害者だと気がつき、周囲の助けを求められるようになるまでに30年近く経ってしまいました。障害者手帳を取得し、障害者雇用で安定して働けるようになり、ようやく人生のスタートラインに立てました。
学生生活ではイジメを受け、就職しても、人間関係で仕事に行けなくなってばかり。最高で2年間しか同じ職場にいられない。ずっと、自分は何かがおかしい。他の人とは違うという違和感や生きづらさを感じてきた。
1番身近な家族という存在に悩みを相談するたびに、「考えすぎ、お前は個性的なんだよ。それを活かせばいいんだよ」と全く参考にならない返答をもらっていた。結局、私を救ってくれたのは、インターネットの顔も名前も知らない人だった。
「あなたはもしかしたら発達障害なのかもよ?病院に行ってみたら?」
そう言われて初めて自分が健常者ではなく、障害者である可能性に気が付いた。そしてこの予想が的中した。
自分が障害者だと気がつけた現在は、以前に比べて格段に生きやすくなった。
もし、家族がもっと早く私の障害に気がついてくれていたら、おかしな子どもであることを受け入れていてくれたら、私の人生はもっと違っていただろう。
そんなことを考えるたびに家族に恨みを抱いてしまう。この恨みをいつかは伝えたい。