朝日新聞生活面の投稿欄「ひととき」と「かがみよかがみ」がコラボし、「家族に実は伝えたいこと」をテーマにエッセイを募集した特別企画に、多数のエッセイを投稿いただき、ありがとうございました。

投稿欄「ひととき」の歴史は1951年に始まります。戦争が終わって6年、女性にはまだまだ発言の場がない中、社会につながる「窓」を目指す女性限定の投稿欄として作られました。70年前から「ひととき」に投稿してきた方たちと、いま「かがみよかがみ」にエッセイを投稿してくれる方たち。
背景はまったく違っても、その内面奥深くにある思い、書きたいという衝動は同じなのではないかと考え、今回コラボが実現することとなりました。

通常より短い500字程度という字数での募集でしたが、読み応えのあるエッセイがたくさん集まりました。朝日新聞社内での選考結果を発表いたします。

<大賞>

おじいちゃん、ごめん(文月)

<次点>

父が黙っていたわけ(Aちゃん)

最終選考作品をそれぞれ読んでくださった、Change.org Japanカントリー・ディレクターの武村若葉さんの講評です。

最終選考の作品を読んで、若い人がいかに既存の価値観や社会通念のプレッシャーに苦しんでいるかを感じ、胸に迫るものがありました。10月にあったひととき70周年の記念イベントに登壇した際、過去の作品を読み込みましたが、それに比べ「他者目線」をより強く感じます。

社会を変えるためのオンライン署名サイトを運営する立場からは、もっと自分を押し出していいのにとも感じます。とはいえ、匿名のSNSでしか発言しづらい中、実名で投稿してくれたのは喜ばしいことでしょう。

大賞は、身近な人が元気をなくしていくのを見るのは心が痛むことなのだと、気づきのある作品です。次点は、親は自分をこう見ていると思い込み、レールを踏み外したと感じるつらさ。私も2浪した経験があり共感しました。子どもは学校と親が世界のほとんど。自分は自分でいいと早く気づいてほしいですが、難しいものです。

私も子育て中です。叱り方によっては「周囲に迷惑をかけてはいけない」と、既存の価値観の押しつけになりかねません。自分は傷ついたと言っていい、助けを求めていい、と伝えることの必要性も再確認しました。
家族との距離感は難しく、葛藤を伴うもの。今後も新たな「ひととき」が、そうした中から生まれるのかもしれませんね。

おめでとうございます!!
上記の2作は、本日28日の朝日新聞朝刊の生活面に掲載されました。

なお、佳作の3作品が、29~31日の朝日新聞の生活面に順次掲載されます。「かがみよかがみ」では31日に同時に掲載します。

以上、朝日新聞生活面の投稿欄「ひととき」とのコラボ企画「家族に実は伝えたいこと」の大賞、次点作品の発表でした!
あらためまして、たくさんの素敵なご投稿を、本当にありがとうございました。

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