恋したい、愛されたい。会いたい、そばにいてほしい。でも会えない、会わない。人と人とを遠ざけた新型コロナウイルス。そんな日常が浮かび上がらせたのは、私にとってだれが大切な人なのか、ということ。遠くにいる「あの人」に思いを馳せ、近くにいてくれる「この人」を見つめながら書き連ねた言葉たちが、私たちの物語を立ち上がらせます。

「かがみよかがみ」がオープン1周年を迎えた昨夏以降、「恋愛」カテゴリに投稿されたエッセイのなかで、最も多くの方に読まれたエッセイ5本をご紹介します!

 <第1位>

いつも私を終電で帰らせる彼。「何かある」と財布を探って免許証を見たら(花)

【あらすじ】マッチングアプリで知り合い、つきあい始めた年上の彼は、私をいつも終電で帰していた。姉と二人暮らしをしていた私を気遣ってくれていると思ったが、「何か」があるとも感じていた。私はその違和感を確かめるため、彼を家に招くことにした。

<第2位>

結婚半年で不倫発覚。一緒にいた10年「都合の良い女」だった私(うたかた)

【あらすじ】「ごめん」。離婚した元夫からLINEが来た。別れた原因は、私の友人との不倫。結婚式をして半年後に発覚したのだった。一緒に過ごしてきた10年は何だったのだろう。私は今までの自分を振り返り始めた。

<第3位>

7年付き合った彼を手放し、1年後に別の人と結婚。結婚は最高だ(森塚莉奈)

【あらすじ】結婚を夢見ながらも、現実の彼氏を見て辛くなっていた25歳。手放せば、いつ結婚できるんだと自問自答していたが、別れる決断をした。そして幸運なことに、趣味が合い、優しく、心から好きだと思える人にすぐに出会えることができた。

<第4位>

「友人にキスされた」と彼にメールすると「ごめん。別れよう」と返信がきた(kimika)

【あらすじ】友人に無理やりキスをされた。そのことを恋人に伝えると、「俺はお前を守れなかった」と別れを告げられた。それから別の人とも付き合ったが、本当の恋と思える相手と出会えたのは数年過ぎてから。そのとき私は、別れた彼の「真意」に気付いた。

<第5位>

「可愛いお嫁さん」を目指す私に夫が言った「家政婦と結婚したわけじゃない」(よしのいちご)

【あらすじ】結婚式の花嫁に憧れて結婚した私は、夫婦関係とは恋人関係の延長線だろうと思っていた。可愛いお嫁さんになろうとした私は、「理想」から遠い自分に気付くたびに、どんどん追い詰められていった。

以上、「恋愛」カテゴリーの年間読まれました賞でした。
今後、ほかのカテゴリーでも順次、発表していきます。おたのしみに!
みなさまからのエッセイ投稿もお待ちしております!