諦めた沖縄旅行とやってきたコロナ。いつかリベンジができる日を

非日常を作ることで生き延びているから。それだけな気がする。
過ぎ去った沖縄。やってきたコロナ。
わたしはストレスに人より弱い。
発散する方法が自分でよくわかっていないのだと思う。
その中でこれだ、と思うもののひとつは非日常を作ること。
例えば。自分のおやつとしてかなりいい菓子折りを買ったり、回らないお寿司をいただきに行ったり、欲しいものを2、3万円本と買ってみたり、思いつきでふらっと1週間くらい旅に行ってみたり。
これらの約束事はただひとつ。
ひとりでたのしむこと。
1週間のひとり旅、これが最高の薬になる。
こんなことを初めてしたのは高校の頃だったと思う。
家じゃないところで寝泊まりしたくなった。急に。
なんだかよくわからないけど。
授業の合間に携帯をいじっていて、近めで値段が手頃で半月後くらいに連泊できそうなところを猛烈にググった。県内だったと思う。その勢いで予約した。
自分でもびっくりしたけれど、ものすごいたのしみができてしまったようで、しかもそのことを自分しか知らないなんて完璧だと思った。
実際にものすごくたのしんでしまって、病みつきになってしまった。
そこからわたしのひとり旅が始まる。
そんなわたしがコロナ禍、どうやってここまできたのか。書こうと思ってもちょっとよく思い出せない。
一度も、旅をしていない。2019年の終わり頃から。
自粛、という言葉を頻繁に聞くようになる前に計画していた旅先は沖縄。
初めてひとりで飛行機に乗るはずだった。
チケットとかどうやって取るんだろう、とか、空港やゲートにはどれくらい前に付いていればいいんだっけ、と焦ってはたのしく調べていた。あったかいところに行きたかった。
一度だけ修学旅行で訪れた沖縄。
気温もだけれど、人が、皆さんとてもあったかかった。自然も人間におおらかで美しいものをたくさん見せてくれた。あの感じが恋しくなった。
県をまたぐ移動なんてしなくても危険が山盛りの世の中になってしまった。
正直、自粛要請を無視して新幹線や飛行機に私用で乗る人に、わたしはめちゃくちゃにイライラする。気に入らない。
でも旅ができないストレスに、旅をする人たちに対するストレスまで重なったら、わたしは大変なことになってしまう。実はそろそろ限界。わたしは非日常を作ることで生き延びていて、つまり作れないと潰れてしまうし光が見えなくなる。
新型ウイルスが収束したら。
最近は信じられない未来になりかけていて、なかなかそんなことは考えずにいるけれど、でもずっとそんな空想をしてたのしみにしていた頃もあった。1年は前だと思う。1年前のわたしは何より先に沖縄旅行をリベンジしたいなと思っていた。
その時のわたしの光が現実のものとなるように祈る。
旅行がしたくてたまらない人へ。
観光地の応援になるかもしれないし、ただの自己満足かもしれないけれど、ご当地グルメやお菓子をお取り寄せするなんちゃって旅行はかなりたのしいです。
沖縄に、行きたいです。
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