最高の伴侶と信じていた彼との結婚生活は、彼の「秘密」によって失われた。別の道を進み始めた今、あらためて思うことは……。つかみかけた夢を失い、新しい道へ進んだ先に会ったのは、苦難、そして新しい夢だった。挫折と喪失を経験し、後悔とともに前に進む決断がつづられた11月のエッセイ。そのなかから、多く読まれた5本を紹介します。

①アイドルを目指して挫折、受けたいじめ。苦しかったけど今の私が好き(萌々花)

あらすじ)未来の自分にあてて書いていた手紙を開いた。14歳の私は、国民的女性アイドルグループの姉妹グループの最終オーディションに合格。しかし、その後のレッスンを経ての審査では選ばれず、夢は破れた。そしてその後も、つらい日々が待ち構えていた。

②かつての友として彼女の幸せを願う。初めて友人断捨離をした日の話(世渡り)

あらすじ)就職のために東北から関東に引っ越してきて、一人暮らしをしているとき、ストーカー被害にあった。睡眠不足になり、精神的に不安定になった。そんなときに来た旧友からのライン。楽しいやりとりを期待していたが、それは思いがけない内容だった。

③最愛の人との突然の別れは、「-194万」の明細と共にやってきた(:akari…)

あらすじ)こんなに気の合う人はいない、「最高の相方」と思っていた最愛の夫。彼との別れは突然やってきた。車のダッシュボードから見つけた紙に書かれていたのは、彼が隠していた「借金」。しかし、私の心の糸を切ったのは、ただ借金が原因ではなかった。

④「気持ち良くないから」と私を捨てた貴方へ。私、今好きな人がいるの(樹の下)

あらすじ)高校生の時は数学と物理、バイオリンの弾き方を、大学生になってつきあい始めてからは女の喜びを教えてくれた貴方。そして、喪失のつらさを教えてくれた貴方。でも、別れてたった3ヶ月で、貴方がいなくても満ち足りた生活を送っている。

⑤もう少し早ければ母は助かったのか。救急車を呼ぶ判断の後悔は今も(はるぴ)

あらすじ)3カ月後の私の結婚式に出ることや、子どもの顔を見ることを楽しみにしていた母が突然、体調を崩した。私はすぐに救急車を呼ぶことに躊躇した。緊急入院した母の容体は悪化し、息を引き取った。

11月に読まれたTOP5のエッセイは、このようになりました。
さらに6位以降は次の通りです。こちらもぜひ読んでみてください!

「レズビアンのイベント」で、乳房がライトに照らされた蝶を見た(おとは)

20kg痩せた私を待っていたのは、前とは別世界の地獄だった(露木かおり)

好きという気持ちだけで身を委ねたあの日、私は全身で愛に溺れた(Aika Murakami)

なす術なし。仕事に行くため、心に打っていた麻酔が切れた結果(実妃)

病気の話は冗談と思っていた。憎くて、好きだった君は消えてしまった(枝瀬瓦)

エッセイへの感想も、随時Twitterでお待ちしております。
12月も投稿をお待ちしております!