2022年は20代最後の年となる。
2021年は焦って焦って自分の気持ちをひたすら押さえ込み、世の中の幸せそうな人を片っぱしから妬んだ。

結婚や子供の幸せを感じる周囲を僻んでしまう自分に感じる劣等感

焦る理由はわかってる。結婚したいのにできないからだ。
周りはどんどん結婚をし、出産をする様子を見ていると、次々妬みや悪口は止まらなくなる。SNSに上がってくる友達の結婚しましたという報告の投稿に、いいねなんてつけたくない。「子供が生まれました」「子供の誕生日」など人の子の写真なんか、ちっとも可愛いなんて思わないし嫌気がさす。……そう僻む私自身もまた、醜く感じ劣等感に襲われる。年齢のせいなのだろうか。

私だって結婚したくて愛してやまない彼がいるけれど、親にも反対されるほどの歳の差があるし、更には突然の親の借金を抱えていることを告げられ、私ではどうにもすることができなくなってしまった。
そもそも、そんな話だって本当なのか?実際は自分の抱えた負債だってあるのではないか……と疑う自分も嫌になる。

そんな彼との明るい未来なんて見えるはずもないのに、別れを告げようと思うと、彼と過ごす日々はかけがえのない物だし、目の前の楽しさや幸せに惑わされ、このまま一緒にいたいなぁ、と別れる決意ができずに現実逃避をしている自分は馬鹿だ。そういう年頃なんだろうか?

両親を安心させたい気持ちはあるのに、口から出る言葉はいつも裏腹で

親や世間からは結婚が当たり前の常識を持ち出され、急かされる空気は怖く、私は普通に結婚もできない女なんだろうかと、更に不安が脈を打つ。
しかし同時に大好きな両親を安心させたい気持ちもあるのに、それとは裏腹に口から出る言葉は「結婚したくない」「子供も欲しくない」と常識に一生懸命抗う素振りを見せてしまう。

そんな言葉は本当は嘘だ。本当は早く普通の幸せを手に入れて、普通に結婚して、普通の暮らしがしたいのだ。そんなに難しいことではないのに、私は何を間違えてしまったのだろうか。と、普通って案外難しいなぁと悩むのである。そういう年齢の時期なんだろうか……。
そんなやりきれない思いをたくさんした2021年を踏まえ、2022年は、自分に素直に生きよう!!と吹っ切れたように生きていきたいと思った!

目の前の小さな幸せを感じながら、自分のことを大切に包み込む年に

たくさん悩んでも何も変わらないから、とりあえず好きな人との時間を大切に過ごそう!と心から思う。そして、結婚観だけに囚われず、結婚する前に今だからできるやりたいことを無我夢中に精一杯取り組みたい。20代のラストチャンスでもある。

そして、全部年齢のせいにせず不安も焦りも楽しもう。悲しみや不安に明け暮れて無駄な時間を過ごさぬよう、世間の目や意見、当たり前の常識的な考え方かに心乱されずに、「自分の心に余裕を持って生きたい」と思う。
悩んで荒む心の変化に自分自身を認められない自分がいた。でも悩んで苦しんで考えることはダメなことではない事を知った。

そんな思いをしたからこそ、目の前の小さな幸せを少しずつ感じ取り集めながら、苦しく暗い未来に暖かい光を感じたい。自分で自分をもっと大切に暖かく包み込んであげたいと、私は2022年、ここに宣言します。