私に刺さった言葉。新しい「なにか」を始めようと思った
私のひとり時間は有意義且つ自由だ。
ここで一つ、私がひとり時間を楽しむきっかけとなった、好きなアーティストK氏の言葉を紹介する。
「自分から何かしら行動を起こしたり会いに行かなきゃ、いつまで経ってもそのまんまだし、いつの間にか望んだ物事は見えなくなっていて、願った相手とは会えなくなっています」
この文章のおかげで、私は新しい物事を始めるきっかけとなった。
ひとりの楽しみ方は各々あると思う。動画サイトの視聴、SNS、ゲーム、趣味活動など、この世には沢山の事象で溢れているが、現在の世の中は枯渇しており、何かに飢えて模索している人が多いと感じた。私も模索者のひとりで、「楽しい趣味はこれです!!」と胸を張って公言できるような趣味がなかった。
そんな中でも私は、ある日のK氏の言葉が刺さり、新しい「なにか」を始めようと試みた。
その結果、性に合ったのは読書とギターだった。
無知な状態から独学で挑戦したギター。大変さも楽しさに変わった
しかし昔から活字が苦手、ギターに関しては初心者の為、ギターコードに苦戦するといった、もちろん良い事ばかりではなかった。しかし、読書に関しては思った以上にジャンルが豊富で、沢山の感情や表現を学ぶ事ができている。
本で初めて泣いたりもしたし、登場人物に対して怒ったり、応援したりなど、感情がとても忙しかった。当の本人も、まさかここまで沼にハマるとは想定もしていなかった。読書は想像力を賦活させ、色んないろはを教えてくれるのでとても愉しい。
ギターに関しては無知な状態から独学で習得し、簡単な弾き語りができるようになったが、難しいコードで躓くと歯がゆい感情に陥り、「やめてしまおう!!」と衝動に駆られる時もあった。
しかし、その気持ちの丈に対しての成功体験は大きく、「私にはできないだろう」と思っていた「挑戦」という感情が「楽しい」という多幸感へと変化した。
現実逃避人間だった私が視野を広げられたのは、あの言葉を信用したから
色々な楽しみを憶えてしまった私は、仕事も定時に上がれるように取り組んだり、休みの日は早起きをしたりなど自堕落な日常生活とは一変して、新しい風を巻き起こしたのだ。
私は何事に対しても「できない」と悲観的な思考になる現実逃避型人間で、ないものねだりをするようなわがままな性格だったが、歯がゆい感情に陥りながらも、新しい楽しみ方を見出す事により、「今の私なら何でも出来る」といった自己肯定感までも覆したのだ。
その分、視野を広げる事ができ、これからも楽しみ方のジャンルが増えるんだろうと、今後の新たな出会いを想像すると気持ちが高揚した。
もしも、K氏の「いつまで経ってもそのまんま」という言葉を鵜呑みにしていなければ、新しい楽しみ方や発見を掴み取る事はなかったと思う。
私はいつどこで誰に影響されるか分からないな、と深く心に響いた。
何かに迷っている方や、二の足を踏んでいる方は是非、新しい楽しみ方に飛び込んでほしいと切に思う。
自分が楽しいと想像している事は1000%楽しい。
私は楽しいと思えるきっかけを謳ってくれたK氏に、感謝しかない。