私がゆずれなかったのは、元カレとの別れだ。
そして私がゆずったのも、元カレとの別れだ。
元カレにゆずり続けた2年だった。
結局最後も私がゆずってあげたんだからね、感謝してよね。
でも、今とっても幸せだから、ゆずってよかった。ゆずった私に感謝。
ゆずって別れた日は大感謝祭に制定して、毎年楽しむ1日にしようかな。
カノジョの誕生日2日前に別れるとか、罪深いよ。
最終的にゆずれた理由は、元カレが別の女の子とイイ感じになっていたから。
元カレをOくん、別の女の子をRちゃんとします。
はあ、思い出してもむしゃくしゃする!!
100万歩ゆずって、“男女の友情は成立する”派として言葉にさせてもらうね。
彼と彼女の関係で私がどうしても譲れなかった、2回の出来事
そんな中で私がゆずらなかったのは、2回だけ。
まず一つ目は、Rちゃんのこと。
私がOくんと知り合う2カ月前にRちゃんと知り合っていて、現在の考え方や将来のやりたいことが一緒で意気投合して、ずっとLINEをしてお互いいろ~~~んなことを話してきたんだって。
Oくんにとってソウルメイト的な存在になったRちゃんとの日々のLINEは泣く泣くゆずったとして、Oくんの誕生日当日の夜にお祝いの電話をかけてきて1時間半も話し込んでいたときは、ゆずれなかった。
これまで溜まっていたものが爆発した。
その時は泊まっていたテントを飛び出して、Oくんを放り出して散歩しに行った。
OくんとRちゃんの時間をゆずらず、私の感情をむき出しにした。
今思えば、えらいよ私。
ゆずれなかった、とはいえ、電話越しにRちゃんにクレーム入れたりOくんに怒鳴りつけたり電話を取り上げたりしなかったもん。
普通さ、いくら電話したくてもお誕生日当日は彼女と過ごしてるのかな、って遠慮しない?普通は。
とモヤモヤしながらも結局1時間半も時間をゆずっちゃった。
でもいい子ちゃんとして同じ空間で待ってはいられなかった。
これが私なりのゆずれなかったという形。
そして二つ目は、別れ話。
まず前提として、Oくんから、「結婚を前提に付き合ってほしい」と言ってもらったことがあるということはお伝えしておきたい。
当時大学三年生の私たちには早いんじゃないかな?と思ったものの、はっきりしたほうがOくんの性格的に助かるだろうと思い、「よろしくお願いします」と答えた。
保留にしたい、という私の気持ちではなく、Oくんの立場を考え、またゆずってしまった。
結婚について、OくんがインスタやFacebookで投稿したときもそうだ。
これから私たちに何があるかわからないから投稿しないでほしい、という気持ちを抑えて何も言わなかった。
その投稿のおかげで私にもOくんにも祝福のコメントやDMがたくさん来て、サプライズプレートでお祝いしてくれた友達もいた。
そして私が危惧していた通り、半年後に彼から別れを切り出された。
突然切り出された別れに、私が取ったのは「彼に譲ること」
その時は、さすがの私もゆずれなかった。
だって、そっちから結婚の話を持ってきたんじゃん!
これまで私のこと散々傷つけてきたのに、さらに傷つけるつもり?
私のプライドはどうなるの?
普通さ、そっちからプロポーズしてきたんだから別れ話を切り出さないでしょ?普通は。
と、モヤモヤしたものの、「約束は守ってほしい。私の直せるところは直すから」と下手に出た。
その時は無事別れずに済んだ。
その後、私の就活が始まり、自分のメンタルを一定に保つためにエージェントや相談に乗ってくれる友人とだけ就活の話をし、Oくんとは楽しい話ばかりしていた。
すると、「就活という大事な局面にいるのに自分には何も話してくれない。付き合っている意味がないから別れたい」と言われた。
自分を守るより彼が居心地良く過ごせるよう合わせるなければならない、自分<<<<<Oくんの選択をする必要がある、つまり彼にゆずらないとフラれるんだ、と気づいてその後はゆずり続けた。
時間とお金に厳しい私だけど、遅刻癖のある彼のことを計何十時間待ったかわからないし、お金も貸してあげた。
話したくないことも聞かれたら答えた。
限られた時間の中で行きたくないところにも同行した。
彼にゆずり続けることで彼を幸せにしていると思っていた。
そして、2回目の彼からの別れ話で、ついに究極のゆずりを与えてしまった。
彼の行動に耐えて譲ってきたけど、結局訪れたのは「別れ」だった
私たちは、別れた。
頑張って付き合ってたのにな。
Rちゃんが入社した地方のゲストハウスでOくんが一緒に働き始めたことも、二人でたくさんのイベントを企画していることも、まるで私がいないかのような未来を語っているのにも耐えて、ゆずってきたのにな。
そして現在、OくんとRちゃんは付き合っている。
私とOくんが付き合うより前から、RちゃんはきっとOくんのことが好きだったんだろう。
じゃなきゃ、毎日LINEしたり誕生日に連絡したり、一緒にイベントを企画したり、夢を語り合ったり、同じゲストハウスに誘ったりしないだろう。
私は“男女の友情は成立する”派だってさっき言ったけど、私が別れてすぐ二人が付き合い始めたことを考えると、成立しない派に移動します。
私にこんなドラマでありそうなストーリーが起こるなんて思いもよらなかったよ。
どうせ別れるのなら、彼が切り出してきた1回目の別れ話で彼にゆずるべきだったのかな。
私はどれだけの時間を犠牲にしてきたんだろう。彼に使ってきたんだろう。
けれど、“彼にゆずる”というのも私のとってきた選択だ。
私はこれからも時にゆずって、時にゆずらないで、正解のない選択を重ねていく。
私が後悔しないほうを選んだつもりでも、今回でいうRちゃんみたいに外部の要因で惑わされることもある。
成長して強くなって幸せになる。それだけは譲れない
もちろん、ゆずってよかったことも、ゆずらなくてよかったこともある。
当時彼が住んでいたシェアハウスでの出会いは私の人生を今でも豊かにしてくれているし、私の得意なことにも気づかせてもらったし、ヨガを始めてインドに行くことができたのも、私が1回目の別れ話でゆずらなかったからだ。
自分の意志を貫いてゆずらない、という選択が毎度正しいわけではないということを学んだ。
今回の元カレOくんの件では、私が他人軸で選んできてしまったことが敗因だと思う。
この2年で得た学びは、自分軸でゆずったりゆずらなかったりしていく必要があった、ということ。
つまり、もっと自分を大切にしていい、ということ。
そうしたら、後悔することも少ないかもしれないし、ストレスなく生きていけるかもしれない。
他人のことを愛しながら、何よりも自分を愛していこう。
そして、自分を幸せにする選択をしていこう。
私は、成長して強くなって幸せになる、ということはゆずれないから。