朝起きて気付く。
あぁ、これはダメな日だ。
何がダメかっていうと脳内、思考、考え方。
こんなことして何になるんだって考えに、すべてが埋め尽くされる。

毎日頑張ってる早起き、筋トレ、勉強。
全部が自分の言葉で否定されていく。
お金になるわけでもない。
誰かに見せるわけでもない。
だからやったって意味ないじゃん。
そもそも頑張ったところでどうにもならないじゃん。
否定の言葉ばかり出てきてやる気がなくなる。

そんなときはまず布団に潜り込む。
周りの光が入らないように毛布に包まって、このどうしようもない気持ちがどうにかなることを待つ。
大概はどうにもならないけど。

◎          ◎

やる気は相変わらず出ない。
何もする気が起きない。
自分のすべてが見えない誰かに否定されているようで嫌になる。
ベッドに転がるだけで時間が過ぎていく。
涙が勝手に出てくる。
垂れ流しておく。
涙の理由は分からない。
もはや分からないことも辛い。
辛いのか悲しいのか苦しいのか。
全部かも。

こういうときにはひたすら自問自答が続く。
答えが出ないタイプの。
いや、答えなんて求めてないのかも。

いつも頑張ってる意味あるの?
その先どうなりたいの?
理想の自分に本当になりたいの?

そして最終的にはこの質問に落ちつく。

生きてる意味あるの?

◎          ◎

私のやる気が出ないときっていうのは、いわゆる病み期だと思う。
自分に対して、自分の人生に対して、社会に対して、何の希望も夢も無くなってしまう。
過去のトラウマや友達との喧嘩、家族とのあれこれ。
あのときあーしてれば、こーしてれば。
今となってはどうしようもできないことを思い出す。

自分の人生頑張っても無駄なのかも。

ここまで落ちると上がることは諦める。
ずーっと落ちたままで過ごす。
上がり方がわかんないから。
上がれるかもわかんないから。
毛布で作った暗闇に包まってじっとしてる。
自分以外何も無い場所を作り出して安心する。
一人が怖いって思える自分に安心してるのかもしれない。

上がれるかなー、上がれないかなー。
次の日までわかんない。
上手くいったら次の日、最悪だとずっと続く病み期。
上がり方が早く分かればいいのに。
自分のことが1番分からないのがもどかしい。

◎          ◎

自分は何をしたいのか。
どうありたいのか。
何を求めてるのか。
全部全部分かんない。
いつもはこんなこと考えないのに。
考えたとしても前向きになれるのに。
この日はだめ。全部マイナスのことしか考えられない。
早く明日になれ。
そしたら余計なことを考えないですむ。
何も考えずにただ生きてればいいのよ。
誰にも迷惑かけずに、ただ、生きてればいい。
余計なことは考えるな。
早く、早く、早く。明日になれ。

目が覚める。時間は6時。
野菜多めのご飯と筋トレ、部屋の掃除。
今日は大丈夫そう。いつもどおりの私。
いつもどおりの一日が始まる。