着たい服を着たい。なりたい姿でいたい。でも、私の顔を、その姿を、周りは勝手に批評する。この世の中で私が私として生きていくには、その声にどう向き合えばいいの……。「かがみよかがみ」が開設2周年を迎えた昨夏以降の1年間で、「見た目」カテゴリに投稿されたエッセイのなかで最も多くの方に読まれたエッセイ5本をご紹介します!
<第1位>
ミニスカートが大好きでも、履けない。誰もが性を隠して生きる社会で(あお)
【あらすじ】バイトの大学生は、いつもミニスカートを履く。男性社員はニヤつきながら話している。私も高校生の頃まではよく履いていたが、大学生の友人は「私らみたいな暗い女子はロンスカだよね」。ギクッとした私はミニスカートをタンスにしまい、ミニスカートの「向こう側」の人間と化したのだった。
<第2位>
太っていた私を見下した彼女たちは、変わった私を「ビッチ」と噂した(きっか)
【あらすじ】太っていて、美しくなかった私に、周囲の女の子達は「痩せたら可愛いのに」と言った。見下した態度にも言い返せなかった私はダイエットをし、「別人」になった。すると、これまでスルーしていた男の子たち、そして女の子たちの対応が変わってきた。
<第3位>
20kg痩せた私を待っていたのは、前とは別世界の地獄だった(露木かおり)
【あらすじ】自分の体形や容姿にコンプレックスがあった私は、彼から酷い扱いを受けても「太っている自分が悪い」と思っていた。ごはんが食べられなくなり、20kg痩せた。すると彼や周りの男性たちの態度が豹変した。
<第4位>
「風に揺れるワンピース」を捨てた。他人から「痛い」と思われても(つっきー)
【あらすじ】小柄な私は、私がしたい格好ではなく、髪はサラサラロング、膝丈のワンピース、それに似合う靴と、「小柄な可愛らしい格好」をしていた。実際の自分からは遠い理想をめざして、周りから「痛い」と思われるのが怖かったのだ。でも、ある日、行きつけの美容師さんに言った。「バッサリいっちゃってください!」
<第5位>
「性にだらしない」と言われる「たぬき顔」の私。外見で判断されても(たぬきちゃん)
【あらすじ】黒目がちの丸い目。下膨れの丸顔。低めの丸い鼻。やや大きめの口。私は近年流行っている「たぬき顔」だ。外見を褒められることがうんと増えたが、私が似ていると言われる芸能人が炎上したことで、私にも災難が降りかかってくることになった。
以上、「見た目」カテゴリーの「年間読まれました賞」でした。
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