2022年が終わる。
2022年の挑戦のおかげで、随分と選べる自分になれたと思う。
「自分の人生を生きる」ことに挑戦した1年間。
誰かの期待に応えることにとことんNOを出し、「自分がどうしたいか?」をものさしに意思決定してきた。

とても自由で厳しい世界だった。
憧れていたきらきらだけではなく、たくさんの苦労と葛藤も味わった。
それでも挑戦して良かったと心から思うし、自分の人生を生きられていることが何より幸せだ。
自分が満たされきると、これまで以上に心から人にも優しくなれた。

◎          ◎

1つステージをあげる。
そこで見えたさらに次のステージは、ホントに素敵なものばかりだった。
やりたいことに出会えただけでもかなり幸せだったけれど、それに挑戦し、他者貢献と自己実現を両立できるお仕事をできるようになったことは、この上ない幸せだった。

働くことがつらいのはきつい。
だって人生の半分以上を占めるから。
その働くことが大好きになれると、人生は本当に素晴らしいものになる。
嬉しいなぁ。
頑張ったなぁ。
挑戦してよかったなぁ。
自分のしたことになんの悔いもない。
その時その時のベストを尽くせたと、そう思う。
結果として幸せを感じる力も高まり、悩みの数もぐぐっと減ったように思う。

◎          ◎

それでも人は悩みたい生き物。
私の場合はここでまた「こうあるべき」に苦しめられた。
それは「起業したらスケールさせなければならない」というのが今は1番大きい。
私は自分の繊細さや弱さを守るために起業したわけでもあるのだから、「事業をスケールさせなければ」で苦しむのは本末転倒だと感じている。

それでも不確かな世の中の声に耳を澄ませば、早くに拡大したことを称賛したり、チームででかくやることの正しさを説いている人や情報の多さに驚いた。
そのたびに素敵さと同時にはがゆさやもどかしさをも感じてしまう。
誰かに言われたわけではないのに、心の中のネガティブな私は時々、「世の中のマジョリティの声や批判的な声」をアナウンスしてくれる。

良い迷惑だなぁと思う。
そのたびに自分軸に立ち返り、もう一度自分の大切な信念を強化する。
自分の使命なるものに出会って、迷いや人目を気にする回数はぐぐっと減った。
それでも出会いに恵まれるほど、「違い」を突きつけられることになり、そのたびにまた迷い戸惑うのだと思う。

でもなんどでも「わたしの道はこっちよ」と、心の中の声が言ってくれる。
不確かな他者の声を信じるより、自分の中にある確かな声を信じる。
軌道修正して、またひとつ揺るがない自我が強化される。
人生はきっとこの繰り返し。
こうあるべきや世の中の声になびいてしまうことさえ受容できるようになってきた。

◎          ◎

だって人間だもの。
完璧や絶対なんてない。
変わってゆくことに許可を出してあげながら前に進んで行こう。
きっとそのたびにまた揺らいでしまうけれど、そのときそのとき選べる人でありたいなと思う。

これまでみたいな明確なアクションでなく、ふんわりとでいい。
でもしっかり軸があり、立ち返る場所とものさしがあれば十分。
そんな風に思えるようになったのも、変化なんだと思う。
ほんのすこし歳を重ねた気がする。

欲はあるけど、今のままで十分満たされている。
明日死んでも悔いはないけど、せっかくならもっと素敵な体験を積み重ねたいな。
大切なものはそんなに多くない。
もっともっとシンプルに。
自分をもっともっと幸せにしてあげよう。
そして溢れた分だけ、より多くの人を笑顔にできる人へ。
2023年も笑っていられますように。