今年のうちにチャレンジしたかったことは、フルマラソンで自己ベストを出すこと。これは、毎年の目標だが、なかなか実現できずに苦しんでいた。長い長い暑い夏の練習がやっと実り、無事にこの目標は達成された。
4年前のマラソンの自己ベストから12分、今年のマラソンでタイムを縮めることが出来た。だが、人間は欲深い生き物だから、一旦目標が達成されると「もっと!もっと!!上を目指せる!!!」と、誰でもハードルが高くなるものだ。
だから、マラソンのタイムもハマって詰めだしたらキリが無い。走れば走るほどタイムも伸びて、「まだまだ、いける!!」と、練習を続ける限り自己ベストが更新されていく。ただ、当日の体調のコンディションとか、天気や気温の外的要因にもよって、いつベストが出るかは未知の世界。
だからこそ、この4年越し 、10回目のマラソンでの自己ベストは、私にとって大きな自信に繋がり、達成感で満ち溢れていた。レーススタート前の緊張と不安で半べそかいてた私の心と裏腹に、ゴール後の私は晴れ晴れと満面の笑みに溢れていた。
ゴール後、真っ先に、私は旦那を探して一目散にかけよった。結果が良いときも悪いときも、側で支え続けてくれる旦那に、めい一杯のハグで日頃の感謝の気持ちを伝えた。「周りの支えで、私は生かされている」と、私は嬉し涙が止まらなかった。
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そんな中で私が今年のうちにまだチャレンジしたいことは、12月の5キロレースで自己ベストをさらに更新することだ。今年は5キロレースを走る度に自己ベストが出て、19分台が3回も出た。このタイムに自分が一番びっくりしたが、周りが沢山誉めてくれたように、いつも自分を誉めない私でも、「私、やればできるじゃん!」と、内心ガッツポーズでとっても嬉しかった。
また、これは私にとって、大きな大きな自信にも繋がった。日々の練習の成果が目に見えてタイムで分かると、練習のモチベーションも上がるものだ。それ以上に、なんと言っても「諦めない精神」がレースを通して鍛えられたように思う。なぜなら、レースでの闘いはライバルではなく、いつも自分自身だったからだ。
レース前、地元の速いライバルを見かける度に、気持ちが一気に引けてしまう弱気な私。
この弱い気持ちと、自分自身と向き合って、「自分に絶対負けない!!」と、強気でい続けることが必要だった。最後の最後まで、1秒削ることにこだわって粘り続けることこそが、良いタイムにも繋がった。
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だから、今年最後の5キロレースで、その集大成として、再び自己ベストを更新したい。一皮もふた皮もむけた今季だからこそ、今までに走ったことないスピードで駆け抜けて、ベストタイムで5キロを完走したい。