日常的に使う柔軟剤が誰かの「香害」を引き起こしていることを知った。

「香害」という言葉は知っていたが、自分も化学物質過敏症になる可能性もあることと、自分が知らず知らずのうちに誰かの不調の原因になってしまっている可能性があるということはこのニュースを読んで知った。

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「香害」は、化学物質過敏症の原因だ。

化学物質過敏症とは、柔軟剤や整髪料などの香りを持続させるために使われる、マイクロカプセルなどの化学物質が原因で、頭痛や目の痛み、倦怠感などを引き起こす。

重症化すると、学校にも通えず、退職に追い込まれるケースもあるという。

人生設計が大きく崩れてしまうだけでなく、精神的に辛いのは容易に想像できる。

香りが強い柔軟剤は学生の時から人気であった。

香水が校則で禁止されていたため、いい匂いをさせるためには、柔軟剤が種類が豊富で、一番手っ取り早かった。

シャンプーやヘアスプレーも種類は少なかったものの、いい匂いがするものは多くの人が使っていた覚えがある。

いい匂いがする女子は男女共に人気が高かったのだ。

教室という密閉された空間で、香害で苦しんでいた人もいたかもしれないと思うと、申し訳ない気持ちで胸が痛んだ。

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成人女性で多く症状が現れるということで、自分がこの後発生しないとも限らない。

40代以上になると、治りにくい病気といわれているため、いつ発症するかも分からない恐ろしいものだと思ってしまった。

私も匂いで苦しんだ経験がある。

まだコロナ前で、対面での打ち合わせが主流だった時に、相手の香水が匂いの強いもので30分話しただけであったが、その後外の空気を吸い行かなければならなかったことがある。

打ち合わせの最中と、終わってからしばらく経っても、頭が痛かったことを覚えている。

私の場合、匂いから離れたことで不調は収まったが、この症状以上のものがずっと続くことは耐えられそうにない。

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いい匂いで良かれと思ってつけている人に向かって、「匂いがきつい」とは言いづらい。

そのことを踏まえて、私も香水を付けるときや、柔軟剤を入れるときは、量が多すぎていないかどうか気にする必要があると思った。

ましてや、化学物質過敏症で悩んでる人たちは、香水ではなく、柔軟剤の匂いでさえきついという。

香りを苦痛に感じない健康な人にとっては、ふんわりいい匂いで香っている柔軟剤の使用を控えることをお願いしても、使用を止めることまで理解してもらうことはかなり難しいように感じる。

今回の記事を通して、香害で苦しんでいる人がいることを知った。

さらに多くの人に「香害」というものがあることを知ってもらい、自分が誰かを苦しませている可能性があることを自覚して、配慮する必要性を感じた。