英語は私と世界をつなぐ架け橋だ。
英語があることによって、遠く離れた世界各国の人たちともコミュニケーションが取れる。それは仕事で関わる人たちとも、友達ともだ。
これは私にとって、とても価値のあることだと考えている。

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中学に入学する前、私は英語が全く理解できなかった。
小学校で簡単な英語の授業はあったものの、会話に特化した授業で、ネイティブの先生とゲームを通して英語に触れ合う目的の授業だった。
その頃は英語が将来世界と私をつなぐ架け橋になるとは思っておらず、特に英語を頑張ろうと思った覚えもない。
しかし、中学に入り、英語の授業が本格的に始まると文法や綴り、発音に苦しんだ。

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そんな落ちこぼれまっしぐらだった私が、今では仕事で英語を使わない日はないという企業勤めをしている。

早朝の海外拠点との会議やメールや資料の作成は英語で行うものも多い。
自然と海外とのつながりを感じる毎日だ。

海外と関わりのある会社に入社を決めたのも、留学経験が大きかったと思う。
留学を通して英語への苦手意識がなくなり、英語でコミュニケーションができると、英語で書かれた書籍、映画、曲などに触れることができるようになった。興味の範囲が広がったことにより、これが外に目を向けることにつながったと考えている。

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今では外国にも友達がいる。
韓国人の友達とは、日本と韓国で合計3回会った。
彼女とは留学のときに知り合い、仲良くなったので連絡先を交換しておいた。
私が韓国に旅行に行ったときはサムギョプサルをごちそうしてくれた。
逆に彼女が日本に来た時は、観光地を巡り、お寿司と抹茶パフェを食べに行った。
自分の興味のあることを、現地の人と一緒に体験することで、安心感もあるし何より思い出に残った。

しかし、残念ながら最近海外旅行に行けていない。

コロナ前は平均して年に1回海外旅行に行っていた。
一緒に行く相手は家族、友人と様々であったが、その1回1回が思い出深い。
海外旅行に行った先で撮った写真を眺めたり、お土産に買ったものを見るだけでも、旅の楽しかった思い出が蘇ってくるから不思議なものだ。

最近行った海外は、出張で行った上海だった。
コロナ禍は海外旅行はおろか、海外出張にも行けなかった。
久しぶりに乗る国際線は緊張したし、感慨深かった。
上海で待ち合わせをする人が迎えに来てくれるまで、心細かった。
言葉が思うように通じないところも、何気ない景色にテンションが上がってしまうところも全部ひっくるめて海外に行く醍醐味だと思った。

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海外で経験した感動を忘れたくない。
そのためにも英語は、引き続き話せるレベルをキープしておきたいのと、海外にいる友達との交流を欠かさないようにしたい。
せっかくご縁があって遠い国の人と繋がることができたので、彼らが日本に遊びに来るという時は積極的に会いたいと思う。
もちろん私も海外旅行をする時は、友達に声をかけ、現地で会いたい。