夏の恋が終わる。
大人になっても恋はやっぱり切なくて、甘酸っぱい。10代の頃とそんなに変わらない。でも自分とより向き合う機会自体は増えていると思う。
実らない恋はたくさん経験した。これまでは脈がないとなると割と早い段階でフェードアウトされ、自分自身も早くに諦めがついていた。
でも、今回の恋は違った。これまでとはまた違う深い感情。出会い初めは最悪で一度嫌いになったものの、180度見方が変わりむしろ好きになっていた。こんな体験は初めてだった。
彼との出会いで私は多くのことを学んだ。まず一つ相手の目線に立って考える姿勢を習得して、貢献する喜びを知れたことと循環をより意識するようになった。出会った頃、対立した時には、ふわっと気づくほどで終わっていたけれど、その後の日常での実践やつくる側の目線で今まで以上に世の中を見るようになった。
すると、自然と人に感謝の言葉をいただく機会も増えた。そして、能力を高めることでできることも増えて、ありがとうもお金も巡ってくることを体感したものだった。
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二つ目はより素敵に生きるための努力が楽しく、人の変容や成長の過程は本当に美しいものだと気づけるようになったことだった。彼に出会うまでは、良くも悪くもふわっと生きていた。めいっぱい努力して学び続けていた結果、心を崩したことがあるからだった。
「意識高い系ってよくないもの」という信念ができたのだ。なので、それからはなんでもない日常こそ幸せであり、大きな変化を得たいと思うことはここ数年なかった。でも彼と出会ってから、変化ってやっぱり素敵だなと思い出したし、これからのことをより真剣に考えるようになった。このきっかけをくれたのも彼だった。
多くの人から素敵な「問い」を頂く中で、本当はどうしたい?を頻繁に考えるように。まだ公に言える形にはなっていないけれど、驚くほどの未来をつくるためのピースはいくつもの集まってきていている。限られた時間を大切に、日々1ミリは成長し続けられるように生きていきたいと思う。
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三つ目は、愛とは何か? を知れたこと。愛は自分が出すことで還ってくるものだと思う。愛される人とは、それだけたくさんの人を愛している人だ。自らその人を愛することさえできれば、その人は自然と愛を返そうとするもの。 どんどん便利になる世の中で、唯一人々から消えているものが愛だと思う。
SNSの世界が一つの世界として大きく存在し、人々をマッチングさせるアプリが普及し、人々の繋がりはより強固になったように見えて、逆にどんどん繋がりは薄くなっている。
そんな時代だからこそ、関心を持って、受け入れる力を高めることが人を好きになれる最後の希望なんだと思う。好きと嫌いは紙一重。愛の反対は無関心だから、嫌いという感情があるなら、好きに変えられる可能性がいっぱいあるんだ。
だから人と向き合い続けよう。愛を持って人に接することを決めようと、彼と出会って決めたことだ。
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こんな風に彼との出会いは私の人生に素敵なギフトをくれた。この大人の恋を私はこれからも忘れることはないだろう。