私の2025年の抱負は、これまでとは違う形で海外に挑戦することだ。
「海外に住んでみたい」という夢は、ずっと私の中にあった。海外旅行が大好きで、年に2、3回は行っている。もはや生きがいとも言える。
旦那とだったり、親友とだったり、いろんな人と一緒に行く旅。そういう旅はいつも楽しくて、訪れるたびに「一度は海外に住んでみたいな」と思う気持ちが湧いてくる。でも、実際に住むとなると話は別だ。
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歳をとるにつれて、海外旅行に慣れるのと比例するように言い訳が上手になっていった。
「仕事が忙しいから」「もっと英語を勉強してから」「旦那と一緒にタイミングを合わせたいし」そんな言い訳を並べるのは簡単だった。
自分が勝手に作った「これができない」「あれが足りない」というフィルターを重ねていると、いつの間にか「海外に住む」という夢がどんどん遠くに感じられて、気づけばそれを叶えることのハードルはあまりにも高くなっていた。
でも、ふと思ったのだ。このままずっと言い訳をし続けていたら、本当に一生叶えられないのではないかと。
出来ないまま歳をとったら、いつか後悔するんじゃないかと。
旅行で海外に行くのとはきっと別物だ。住むというのは、もっと違う世界が待っているはずだ。とはいえ、いきなり何年も住むわけじゃない。数ヶ月くらいの短期滞在だって立派な一歩だし、意外とやってみたら簡単なものかもしれない。そんな風に考えられるようになったのは、ここ最近のことだ。
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私は2025年に29歳になる。
この年齢は、ワーキングホリデーのラストチャンスに片足を突っ込むタイミングだ。別にワーキングホリデーを利用することにこだわるわけじゃないけれど、20代前半の頃「いつか海外に住みたい」と思っていた自分が今の私を見たら、きっと悲しい気持ちになるだろう。若い頃に描いていた夢が、こんなにもギリギリになってしまうなんて。夢を叶えることに完璧なんて必要ない。言い訳ばかりしてきた自分に、まず挑戦する勇気をくれるのは、「やらない理由を手放す」ことだと思う。
だからこそ、2025年は自分の中の言い訳を超えて、海外に挑戦する年にしたい。
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まだ具体的な形が決まっているわけじゃないけれど、「いつか」ではなく「今年中に」と決めたことが、私にとっては大きな一歩だ。それが数ヶ月の滞在になるのか、もっと別の形になるのかは分からない。でも、自分が納得する形でこの夢に向き合う。それを乗り越えた先にどんな自分が待っているのか、その先を知ることもすごく楽しみだ。
2025年、私は違う形で海外に挑む。言い訳の壁をひとつずつ崩しながら、夢に近づいていく一年にするつもりだ。その先にどんな景色が広がっているのか、それを楽しみにしている自分がいる。そう思えるだけで、2025年が特別で節目のような年になりそうな気がしている。