懐かしの、恋焦がれるあの味。叶うなら昭和の高円寺で食べ歩きしたい

故郷である東京・高円寺の懐かしの味が忘れられません。叶うものなら昭和の高円寺で、片っ端から食べ歩きを満喫するのが夢です。
自宅近所のラーメン店は某テレビ番組で紹介された「老舗店」。昔の面影が残る店内に大興奮で涙がポロリ。
こちらのお店の味噌ラーメンはモヤシとひき肉がてんこ盛りで、濃厚なスープと太麺の相性が抜群でした。イマドキ流行りの「さっぱり」なんて論外、味噌ラーメンはこうでなくちゃ。
以来、恋焦がれるあの味には、ついぞお目にかかったことがありません。
腹ごなしに商店街へとそぞろ歩き、回転寿司の暖簾をくぐります。
昭和40年代後半から50年代、1皿20~50円で始まった回転寿司は全国的にも珍しかったはず。口直しに数皿つまんでお愛想します。
その後、商店街を上って駅前広場わき、でんと構える洋菓子店「トリアノン」で一休み。ここは正真正銘、現在も営業している高円寺の有名店です。
誕生日、クリスマス、手土産等々、数えきれないほど利用したケーキ屋さんで、併設のレストランでは何度か飲食もしました。生クリームが真ん中に入った「カスタードプリン」と「レモンケーキ」をデザートに、極上極楽ティータイムを過ごしてフィニッシュ。
たかが空想されどどっこい、現実の食欲増進にはもってこい!
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