恋愛なんてしたくない。
いつからこんな風に思うようになったのだろう。

恋愛って言葉を聞くと虚しくなる。
恋愛に関して、心にぽっかり穴が空いてしまったみたい。

傷つくだけなのに…「恋愛」ってしなければいけないの?

そんな私は、大学4年生だ。彼氏は大学1年の頃にできたっきり、いない。彼氏がいなくても不便はないし、リアルは充実してるし、何より自由だし楽だ。これは本音。

でも、恋愛の傷が癒えてないのは本当。今まで好きな人とうまくいった経験が一度もなく、振られてばかり。私は男ウケがよくモテてきたから、余計好きな人と結ばれなかった経験が重くのしかかる。

「好きになっても傷つくだけ」という思いが、私の心を支配し続けている。恋愛ソングは、3年間くらい聴けなかった。恋愛ソングって、恋愛の本質をついていて嫌な記憶が次々に引き出されるからだ。

「恋愛は、しなければいけないものなのだろうか?」いつも自分に問いかける。

傷ついた私がたどり着いた答え。それは「恋愛をお休みする」

ある時、ネットのコラムが目にとまった。若者の恋愛離れが進んでいるらしい。「私だけじゃなかったんだ!」とホッとしたと同時に、なんだか悲しくなった。恋愛は本来人生を豊かにしてくれるはずのものなのに、多くの若者の恋愛離れが進んでいた。

私が23年間生きてきて、受けてきた恋愛という傷は、未だに癒えないどころか悪化し続けている。

そんな私がたどり着いた答えは、無理に恋愛しなくてもいいんじゃないかってことだ。「今は恋愛をお休みする時期なんだ」と自分に言い聞かせる。すると、心は意外とすんなり受け入れてくれる。恋愛にもお休みが必要、心が傷ついたのだから回復するために休むという治療が必要なのだ。

私は彼氏を長い間作っていないし、これからも作る気はない。好きな人が出来ても好きな人が笑ってくれていたらいのだ。自分のモノじゃなくていい。好きな人に傷つけられるくらいなら、彼氏がいないほうがよっぽど楽なのだ。

恋愛不適合者でもかまわない。いい夢がずっと続きますように

私は、恋愛不適合者なのかもしれない。でも、それでもいいのだ。そんな私も将来は、結婚だけはしたくなるかもしれないし、子供が欲しくなるかもしれない。流れに身を任せよう。ただ流されて、流され続けたい。終わりなんて見たくないし、知りたくない。末路なんてどうだっていいし、今が良かったらそれでいいじゃないか、今日もお休みしているのだ。

「私は眠り姫だからおとぎ話のように、いつか私を傷つけない王子様が訪ねてきてくれるまで目を覚まさない。ずっといい夢が続きますように」と、今日も願って生きよう。息をしよう。恋愛をお休みしている私の毎日は、ハッピーだ。笑う回数も増えたし、何より泣く回数がかなり減った。

私らしく生きたい。“私らしく”の言葉の中には、恋愛をお休みしてる自分も含まれている。恋愛をお休みしている私も私。自分を受け入れ、認めた私は女性としてキラキラした毎日を送っている。

今日もおやすみなさい。