地球とは長いお付き合いだから。素敵な暮らしと未来を作っていく

「昔はこんな暑くなかってんけどなあ」
道を歩いていたとき、通りすがりのおじさんが汗を拭きながらつぶやいていた。
異常気象だなと私も思う。
最近のニュースで「最高気温40度が観測されました」とアナウンスされたり、天気が不安定でゲリラ豪雨が頻発したり、勢力の強い台風がよく日本を直撃するようになったり。自然災害に襲われることが多くなった気がする。地球温暖化が進んでいるからなのか。地球からの人々に対する警告なのかと思いながらも、私たちは日々生活を送っている。
我が家では大家族ということもあって、もしもの災害に備えて、非常食や水、ガスボンベ、懐中電灯などを準備している。今まではそんなに準備してこなかったが、ここ最近の災害の様子を見て、おととしぐらいから始めた。停電したときは、普段の明かりのありがたさをとても感じる。あの電気が消えてまっくらになったときの夜の恐怖といったら。一瞬パニックになる。携帯の充電もできないし、クーラーもつかない。いかに、今まで電気に頼ってきたのだろうと改めて思う。
一度自分たちで自然の力でエコに電気を作れないかと、ソーラーランタンを買って真夏の昼の太陽のもとで蓄電したことがあった。よし、これだけ貯めたら一晩くらいは大丈夫だろうと満足していたのに、数日ちょっと置いていただけで放電してしまって使えなくなり、結局、手回しでハアハアいいながら必死に蓄電するはめになった。なかなか自然のエネルギーから素人が電気を確保するには難しい。漫画みたいに、フライパンを暑い外に置いて太陽の力で目玉焼きを焼いてみたい! と甘く考えていた自分は落ち込んだ(一度、本気でやってみたいと思っている)。電力会社さんやそこで働く人たちのおかげで私たちは当たり前の生活を送ることができる。台風で停電したときも、みんなのためにと復旧作業をしていただいて、早く電気を使うことができた。自然とそれを支える人々のおかげで山の水も飲み水として飲むことができる。電力会社さん、ガス会社さん、水道局さんに感謝である。
日々、私たちを取り巻く地球環境は変わってきていて、私たちもそれに合わせて生活スタイルを変えていかなくてはいけなくなってきた。夏は熱中症にならないように外で過ごす時間は減り、クーラーはつけっぱなしの生活になったし、台風や大雨など災害が増えたことによって、家で災害対策をしたり、前もってすぐ避難したりするようになった。過去の経験を大きく上回ることばかりである。環境対策でレジ袋も有料になり、紙のストローを使う店も増えてきた。
これからは地球と私たちはうまく付き合っていかないといけない。原子力発電所は私たちに電力を供給してくれるけれど、放射性廃棄物の処理問題が取り上げられている。あるテレビで後世の子どもたちのためにも、代替エネルギーを考えないとと奮闘する人々が取り上げられていたことがあった。便利で快適な現代の生活からいきなり、地球に合わせた原始的な生活を送ることは不可能だから、何とかアイデアと技術で勝負するしかない、と。
一度、発電のことを調べたときに、ネットで面白い記事を見つけた。ロンドンで「世界で最もハイテクで、地球にやさしいジム」が登場したと書かれていた。発電量を見ながらダイエットができるらしい。エアロバイクで発電した電気はジム内の照明などに使用されるらしい。このエアロバイクをデスクワークで運動不足だという会社の休憩室に置いたり、子どもたちの遊び場、高齢者施設などに置いたりしたら、どうだろうと想像したらおもしろかった。
ここでも楽しいアイデアと技術が光っている。
地球温暖化と聞くと、頭では分かっているんだけれど、どこか難しくて、とっかかりにくいところがある。無理なくストレスにならない生活で、楽しみながら気軽に環境のことを考えられたらいいなと思う。地球とは長いお付き合いだから。素敵な未来になるといいな。
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