平成一桁生まれ、令和を20代で迎えた私。
これまで、ジェンダーやフェミニズムに関する意見や活動を見聞きしてきたけれど、専門知識は皆無で、何らかのアクションを起こそうとしてこなかった。
でも、たしかに女性の生きやすさは必要だと思う。

女性の悩みって、本当にいつになっても尽きないと思う

ヒール、スカート、メイク。 
産休、家事や育児の分担、キャリア。
つるすべの肌、生理、下着問題。
女性の悩みって、本当にいつになっても尽きないと思う。

例えば、ダイエットして痩せたとしても今度は脚の短さに悩んだり、二重にしても丸顔が気になったり。
ヒールを履くと男性より背が高くなるとか、スニーカーだとカジュアルすぎるとか。
いまはニキビが悩みだけど、気が付いたらきっとシミやたるみ、薄毛、白髪を気にしているんだろうなっていうのなんて、わかってる。
いまはモテたいとか、おしゃれになりたいとか、履修とバイトどうしようとか考えてるけど、気が付いたら結婚相手の年収とか、自分の働きやすい会社とか、子育てとか、家計簿で頭がいっぱいになるんだろうなって。

一体何を目指してるんだろうね。誰になりたいんだろうね。比較対象はどこの誰なんだろうね。
達成しても次から次へと自分の人生をすり減らすような課題が出てくる。

私にとっての“正解の女性”は、ちょっと古いかもしれない

私も、きっとみんなもたくさん悩んできたけれど、それでも私は、生きづらいかもしれないけれど、女性らしい人になりたい。

私的“女性らしい人”は、白い肌、黒い髪、普通の服、少食で、真面目で、聞き上手で奥ゆかしい控えめな性格。
料理上手で、でも意見はしっかり持ち、夫が帰ってくるまで待って、出来立てのご飯を出す。夫のことを優しく強く支える。
夫の仕事に口を出さず、家事と育児をワンマン運転。
お盆や年末年始は義理の両親に気を遣い、孫を懐かせる。ママ友ともうまくやって、お金の管理も上手で、子供の習い事も勉強もしっかりやらせる。

私にとっての“正解の女性”は、ちょっと古いかもしれない。時代遅れかもしれない。
相当息苦しいと思う。
でも、こういう女性にすっごく憧れる。
普通に、とってもすごい人だと思いませんか?
優しさ、力強さ、体力、適応能力、面倒見の良さ、ストイックさを持ち合わせている。
たくましくて優しくて、やることをしっかりやるひと。
要するに、しなやか。

確かに今はキャリアとか結婚生活とか子供とか考えられないし、考えたくもないし、そもそも将来できるかもわからない夫の人生軸で自分の人生を左右されたくないと思ってる。
でも、私は結婚しても仕事はしたいし、したがって家事は手伝ってもらうけどね。

それから、これまで娘か孫か従妹しかやったことない私にとって、親戚=親戚。
血のつながりがあるから無条件に迎え入れられて、一番年下で、可愛がられるのが普通。
それが当たり前だった。
親戚の中に義理の区分が出来るなんて想像を絶するし、毎年のイベントを自分の家族と過ごせないって、悲しい。

学生でいいナオンになるとしたらどんな人なんだろう

今は学生だし、好きな格好で動いてやりたいことを選んでいて、結婚とかキャリアとか考えられないけど、学生でいいナオンになるとしたらどんな人なんだろうって考えてる。
考えてみたら、部屋を片付ける、趣味を楽しむ、笑顔でバイトする、タスクや課題をきちんとこなす、困っている人がいたらお手伝いする、相談に乗る、節約して好きなコスメや化粧水を楽しむ、だった。
意外と、できそう。

やるべきことをやって、やりたいことをやる。
やるべきことを通じて強さを鍛えて、やりたいことをやって心を潤して、自分にも他人にも優しくなれる余裕をつける。
そうしていれば、いつも元気で頑張れる気がする。

社会人になっても、結婚してからも鍛えていけるように。
学生のうちに、鍛えられるベースを作っていきたいな。

自分のためにしなやかな女性になりたい

令和で色々な価値観が広がるようになって、私の意見も賛否両論あると思うけれど、私が思ういいナオンは、しなやかさだ。
誰かのためのしなやかさじゃない。
理想に近づいて自分を満足させるため、自分のためにしなやかな女性になりたい。
しなやかな女性になるために、いつなれるのか、ゴールがあるのかわからないけれど、出来ることをやっていきます、私。