特集:ほんとは褒めてもらいたい自分の可愛いところ

彼と別れてしぼんだ可愛い私の恋心、ボロボロだけど褒めてください

ほんとは褒めてもらいたい自分の可愛いところ

ほんとは褒めてもらいたい自分の可愛いところ

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長女。初孫。みんなに見守られながら22歳になった私は、褒めてほしいところが今でもいっぱいある。容姿も、学歴も、性格も、やってることも、肩書も。ちょっと太っちゃったけど、拒食症を経ておいしいものを楽しめるようになった。すべてを捨てて早い時期から受験勉強したのに第一志望に落ちた。でも、すごく充実した学生生活を送ってる。

すぐ泣いちゃうし、すぐ笑う。感情を隠せない。
やるって決めたことは、ボロボロになってもやるよ。全部全部、ぜーんぶ褒めてほしい。

つらくて大変なことばかりだったけど、私は彼のために頑張ったよ

でも、ほんとに褒めてもらいたい自分の可愛いところは、彼氏のことを愛して、彼を守って、彼を幸せにしたいっていつも思っているところなんだ。

好きな人のことを守りたい。好きな人には、幸せになってほしい。一緒に幸せをゲットしたいから、私のできることは何でもする。あらゆる困難と不安と悲しいことから彼を守りたい。私の出来ることと時間やお金を使って、彼を笑顔にしたい。癒したい。

だから、彼が熱を出したら、片道1時間半かけてお家に行った。自己肯定感が低い彼に、彼のいいところを覚えていてもらえるように、忘れないように、彼の好きな所を100個ノートに書いた。忘れっぽい彼が私たちの思い出をすぐに思い出せるように、分厚いアルバムも作った。長期的な人間関係を作ることが苦手な彼のために、彼の誕生日にあらゆるSNSを駆使して、彼と仲のいい人に連絡をして、メッセージを何十人分も集めた。彼にもらったピアスとネックレス、腕時計は、他のアクセサリーとは分けて、もらったときの箱に入れて保管してる。

自己開示したくないけれど、頼られたがりの彼のために言いたくなかったことを言葉にした。本当は私の地元で遊びたいけれど、わざわざ東京まで出てた。ほんとはもっと二人で過ごしたかったけど、彼のやりたいことを優先してもらうようにしてきた。彼に似合う女の子になるように、就活で何十社に落ちても希望を見失わないように頑張った。精神的な病を複数抱えても、薬には手を出さないで頑張った。

本当に頑張ってきたよ。
でも、つらいことの方が多かった。大変なことばっかりだった。何より、寂しかった。

喧嘩しながらも、二人なら毎日楽しく過ごしていけるって信じていた…

正直、彼は時間やお金にもルーズで、ガサツで清潔感もないし、食べ方も汚くて頭も悪い。嫌なところが多かった。
でもそれ以上に、優しいとこ、可愛がられたがりの私を好きでいてくれている所が大好きだった。
きっと二人なら、喧嘩しながらも毎日楽しく過ごしていけるって信じていた。そう思える彼だった。

だから、彼を守るため、彼を幸せにするために、つらくても大変でも何でもした。
一緒に住んだことを機に、大好きな彼に彼の嫌なところを伝えた。窮屈なことを嫌う彼には、何度も言わずただただ彼が変わるのを待った。いつかきっと変わるはずだって、信じて待っていた。結婚したいって二人で決めてたから、変わってくれると思ってた。

我慢できなくて言葉にしてしまったり、視線で訴えてしまったりしたこともあったけれど、泣きながら反省して彼を待った。彼の苦手なお金と時間の管理を肩代わりできるんじゃないかって、支えればいいんじゃないかって、将来は強い女性になって管理できるようになろうって、私が必要以上にストイックに自分を鍛えた。とにかく彼のことを待っていた。

諦めたかったし、無理ばかりして疲れてばっかりだった。それでも、彼のことを信じてた。
彼のことが好きだったから。

私は待った。でも、彼の「幸せ」のために、彼を守ることをやめた

この前、大好きだった彼に「別れよう」って言われた。私のこと、もう好きじゃないんだって。

本当に最低な男。彼が幸せになるように、頑張ってきたのに。“何事も長続きしない”彼に、“私のいる人生は長続き”できるように、私がお別れを言わないように、何があっても彼のいい所だけを見てきたのに…。

やっぱり彼は、何事も続かないみたい。彼のこういう所が変わるのを待っていたんだけどな。信じていたんだけどな。彼を待っていたけど、何があっても、どれだけかかっても彼を待つ覚悟はしてきたのに。
彼の幸せのために、彼を守ることをやめた。

誰かを守るために、寂しさに耐えて変なところを鍛えてボロボロになった私。
最低な元彼になったけど、それでもまだ彼の可能性を信じたい私。
「ずーっと可愛い私だった」「可愛い彼女だった」って、褒めてください。

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