机からふと見つけた未来の自分への手紙、「あなたは今幸せですか?」
未来の自分に当てた私からの手紙を机の引き出しから見つけた。
そこには「あなたは今幸せですか?大人になった私はどんな人生を歩んでいますか?」と書かれていた。
私は大人になった自分と現実に一気に引き戻された。大人になった私はは小さい頃に描いていた理想の自分とはかけ離れていたし、自由に夢や希望を描けなくなってしまった大人としての私が存在していた。
大人になったら小さい頃に見ていた世界と見る景色が変わってしまうのだろうか?小さい頃は夢が沢山あって希望も溢れていてなんでもなれるって思っていた。しかし、大人になった私は夢より現実に目に向けるようになってしまっていた。
幼少期からこれまで23年の人生を振り返ると人生の9割を勉強とピアノに費やしてきた。
難関大学に行くことだけを目標に掲げていた私は入学と同時に人生の目標を失い燃え尽き症候群に陥っていた。
目標を失った私は新たな目標をまた探さねばならない。小さい頃は現実が見えなかったから夢や希望を自由に描いていた。
今の私は夢や希望を自由に描けるだろうか?そんな疑問が湧いたのだ。
人生の岐路で気づいた、世間体ではなく等身大の自分を見つめること
今私は、就活という人生の岐路に立たされている。
小さい頃のように現実を考えずに夢や希望を自由に描くことは難しい、そう思う。企業を選ぶ際に大手だとか年収がいいとか社風がいいとか小さい頃には考えすらしなかったことを考えている。
また、この企業は自分の大学の偏差値と見合っているかとか、小さい頃とは明らかに違った指標で物事を見たり世間体を気にしながら生きている自分に気づいたのだ。
大学選びもそういえば偏差値ばかり気にしていた。そして企業を選ぶ際も大学選びと同じように大手だとか年収がいいとかを気にしている自分がいた。
でも就活をして色々な企業を探して自己分析をしているうちに私は小さい頃から世間体ばかり気にしていて自分の心や等身大の自分に目を向けていなかったと気づいたのだ。
企業が大手であったり、年収がいいに越した事はないけれどいかにその仕事を続けられるかや自分に合った仕事を見つける方が自分の人生にとって大切であると思ったのだ。
あの頃想像した世界とは違うけれど、成長し大人になった夢の描き方
等身大の自分を見つめて自分に見合った仕事を見つけるって難しいし、小さい頃のように現実を考えず夢や希望を持っていた頃には戻れない。
でも大人になった今は現実を見据えながら夢や希望を思い描くことのできる成長した自分がいる。小さい頃と、少し見える世界は違うけれど、私としての私が確かにそこに存在するしこれからもずっと私は私なのである。
私当ての自分に返事を書くのであれば「私は小さい頃とは違う見方を持ちながら、私なりの人生を楽しく生きています。大人になった私は、小さい頃とは違う素敵な世界を生きています。」と伝えたい。
小さい頃の私がいるから今の私が存在する。小さい頃からこれまで生きている私へありがとう。