峯岸みなみ×長井短「意見は誰にでもある。ケツの穴と一緒！賛否があるのは当然のこと」
AKB48最後の一期生である峯岸みなみさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組「やっぱり今日も褒められたい」（TOKYOFM木曜21時スタート）。毎週登場するパートナーとともに、お互いを褒めあいながら、それぞれの価値観や悩みをシェアしていきます。かがみよかがみ連載コラム「できれば明日も褒められたい」とコラボし、ラジオの様子をぎゅぎゅっと凝縮してお届けします。※内容は放送をもとに再構成しています。
峯岸みなみさん（以下峯岸）：きょうはまず、番組宛てに届いているメッセージを紹介させてください。
私の欲求は人から好かれたいということ。そのために、人からの誘いを断らない、相手の意見を否定しない、自分の意見を抑えてでも相手を不快にさせない努力をしています。 そのせいで、八方美人だと指摘されたり、悩んだ時期もありましたが、最近はこれが自分だと割り切れるようになって、楽になりました。芸能人やアイドルだと、人から好かれることも、嫌われることもあると思うのですが、どうモチベーションを保っていますか。
峯岸：私はこの方とちょっと近いんですけど、そうしている自分が好きみたいなところがあるんだよね。求められてるって勝手に思ってるだけなんだけど、それに応える自分が好きっていう人種もいるんだと思う。
長井短さん（以下長井）：私はできないなあ。自分が好かれるために、無理したり、言いたい事を我慢しているとストレスがたまっちゃう。好かれたいと思って我慢してた時期もあったけど、その経験を通して私が思ったのは、日は自分がされた嫌な事は忘れないくせに、いいことはあんまり覚えてないんだよね。よかれと思って頑張っていることも、大して人に影響を与えていないと思ったなら、不快にさせないくらいでいいんじゃないかなって最近思ってる。
2、3回誘って断られたとき、これは本気のNO?それとも予定があわなかっただけ？
峯岸：同じ「NO」にしても、社交辞令か、本当は行きたいんだけど…の断り方かの見分けが付かない。2，3回誘って、断られたとき、本当に予定があわなかったのか、本気で断られているのか……。例えば、短ちゃんのこと、たぶん2回誘ってるんだけど……今回の番組にきてくえたことを思えば、嫌われてるわけじゃないんだろうなっていう。
長井：本当に行きたいやつ！もし行きたくない人だったら、既読もつけない（笑）。半年後とかに、どさくさにまぎれて既読をつけたりする。
峯岸：わかるわかる。未読残ってると気持ち悪いからね（笑）。
長井：芸能活動については、私は基本的に好かれるわけないって思っているところがある。
峯岸：そうなんだ。私はアイドルっていう肩書なので、好意を直接目の当たりにする機会も多いんだよね。例えば、握手会とか、コメント欄とか。
ただ私はキャラクター的にすごく嫌われているだろうなと思うので、それを踏まえて、最近は全員に好かれるのは無理だから、好きって言ってくれる人を大事にしようと思いました。
長井：嫌われるキャラクターっていうのは？
峯岸：アイドルは競争社会だから、私が出るせいで、出られない子もいる。もっと真面目にスキャンダルもでずに地道に頑張っている子もいるのに、なんでお前なんか…！って。
「ブス」って言われても「古い感性！うける」って思っちゃう
長井：比べられる世界だとそうなっちゃうのか。私は仮に「なにこいつブス」と書かれたとしても、「まじで古い感性！うける」みたいな感じで、本当にケンカを買っちゃいそうになるから、絶対返信しないって頑張ってる（笑）。
峯岸：どうしたらそんな風に強くなれるんだろう。
長井：外国のテレビ番組かなんかで、男の人が言ってたんですけど「意見は誰にでもある。ケツの穴と一緒」っていうフレーズがあって。ごめんなさい、汚い表現で（笑）。私はすごく解放されたんですよね。確かに、誰だってうんちするし、みんな汚いところも、きれいなところもある。不細工って思う感覚も人によって違うから、あわない人とわざわざ友達になってもしょうがないっていうかさ。あともし、いつか気が変わって友達になろうって言ってきても絶対に友達になってあげない！みたいな感じで思ってる！
峯岸：いやもう、人間何回目って感じ。短ちゃんは前世人間だったんだろうなっていうくらい、うまく生きられてる！
長井：いや、食らっている量が全然違うんだと思う。みなみちゃんの方が人前に出ている機会も多いし。
峯岸：心のなかに長井短を飼えば少しは気持ちが楽になるかな。参考にしてみてください！
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自分の良いところも悪いところも受け止めて、反省とか成功体験を生かしてみんなを一緒に引き上げようとしてくれる力が本当にすごくて…。私はきょうの一言一言に救われたし これからも仲良くしてほしいなと思いました。
先日、著書「内緒にしといて」を出版された短ちゃん。今回、短ちゃんの言葉が持つ力を感じた人もたくさんいると思います。その魅力がより深くこの本に詰まっています。
峯岸みなみさん
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みなみちゃんって、かなりさらけ出してコラム書いてくれてるじゃない？ そのことの意味って大きいと思う。だって、人前に出る仕事だと、かっこつけたくなっちゃうじゃん。それなのに、みなみちゃんは大きい声で「うらやましい！」って言えちゃう。飾らない「ちょうどいい」言葉を言えるみなみちゃんを尊敬しているし、かっこいい。
長井短さん
峯岸みなみをこっそり後で褒めたげたい（By長井短）
収録中は楽しくて気がつかなかったんだけど、回し、うますぎじゃない…？ 私が焦らずきちんと喋れるように様子を見てくれながら、話題に困らないよう先回りしてくれてて本当に凄い….絶対できない…峯岸みなみは、気遣いの人なんだなと思いました。気遣いは相手を見ることから始まるものだと思うので、洞察力の高さもエグい！その真っ直ぐな眼差しから見える景色をこれからも教えてく ださい。ラブだよ！
Tokyofm「峯岸みなみのやっぱり今日も褒められたい」
◇放送時間：木曜日21:00-21:30 ◇出演者：峯岸みなみ（AKB48） AKB48の1期生で、朝日新聞の女性向けWEBコラムサイト「かがみよかがみ」内でコラム連載を持つ峯岸みなみの新番組がスタート！アイドルとして15年の活動を経て、30歳という年齢が見えてきた一人の女性としてリスナーと本音で向き合う30分の番組です。一日の終わりくらいちょっと褒められたい。そんな思いを共有しませんか？
この連載について
AKB48の最後の一期生で、アイドル歴14年の峯岸みなみさん。新型コロナの影響で卒業が延期となり、アイドル“留年”中のいま「かがみよかがみ」でコラムニストデビュー！「他人に褒められることをモチベーションに生きてきた」というアイドル時代を振り返りながら “宿題”に向き合います。
