峯岸みなみ×青木美沙子「ファッションも結婚も、他人と比べる必要はない」
AKB48を卒業した峯岸みなみさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組「やっぱり今日も褒められたい」(TOKYOFM木曜21時スタート)。毎週登場するパートナーとともに、お互いを褒めあいながら、それぞれの価値観や悩みをシェアしていきます。かがみよかがみ連載コラム「できれば明日も褒められたい」とコラボし、ラジオの様子をぎゅぎゅっと凝縮してお届けします。※内容は放送をもとに再構成しています。
AKB48を卒業した峯岸みなみさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組「やっぱり今日も褒められたい」(TOKYOFM木曜21時スタート)。毎週登場するパートナーとともに、お互いを褒めあいながら、それぞれの価値観や悩みをシェアしていきます。かがみよかがみ連載コラム「できれば明日も褒められたい」とコラボし、ラジオの様子をぎゅぎゅっと凝縮してお届けします。※内容は放送をもとに再構成しています。
ロリータファッションモデル / 看護師 / 日本ロリータ協会会長
2009年外務省任命カワイイ大使として25カ国45都市以上の国を歴訪。2013年日本発祥のロリータファッション普及目的に日本ロリータ協会を設立。
峯岸みなみさん(以下峯岸):色々気になることがあるんですが、まずロリータの定義を教えてください。
青木美沙子さん(以下青木):ロココ調のファッションを日本風にアレンジした、日本発祥のファッションですね。
峯岸:ロココ調ってなんですか?
青木:17世紀のフランスとか、マリー・アントワネットとか。意外と知られていないのは日本発祥のファッションってこと。ギャルとかと一緒で、日本独自の文化として海外でも人気なんですよね。
峯岸:私も衣装でロリータのファッション着させてもらう機会があって、めちゃめちゃテンション上がりますよね。青木さんのロリータとの出会いは何歳ですか?
青木さん:私は今年38歳になるのですが、ロリータは高校生の頃から着てます。
ロリータは少女性を求められるから、年齢との戦いがありますね。そういう意味では、アイドルと似てるのかなと。
峯岸:38歳!時の流れに逆行している!私も中学生からアイドル衣装を着させてもらっていて、でもだんだんきついなという自分の中で思い始める時期があったのですが、高校生からロリータを着ている青木さんは自分の年齢とあわないかもという思いはありませんでしたか?
青木:ロリータもいろんなジャンルがあるんですよね。すっごくかわいいスイートロリータっていわれる甘ロリっていうものから、ゴスロリっていうちょっと黒い感じの退廃的な感じのものまで。きょう着ているのはクラシカルロリータといいます。若いときは甘いマカロンみたいのが好きだったんだけど、年齢とともに、どピンクは着なくなって、ロリータをやめることはないですが、その中でのジャンル移行はしているかなと思います。
峯岸:お人形さんみたいにかわいらしい青木さんですが、どんなメンテナンスをされているんですか?
青木:ロリータを着るだけで可愛くなれるというのもあるかもしれないですね。モチベーションも上がる。似合う自分でいたいっていう気持ち。ロリータはアンチエイジングになっています。
峯岸:すてき!青木さんとしては、もっといろんな人に着てもらいたいという思いで、活動されているんですか?
青木:そうですね。もっと他人の目を気にせずにファッションを楽しんだらいいんじゃないかなって思っているんです。親とか彼氏、友達から「何歳までその格好するの?」と言われるんですけど、その「何歳」も更新していきたいですね。
峯岸:例えば彼氏や友達に「遊びに行くとき、その格好嫌なんだけど」って言われたらどうするんですか?
青木:着ます、着ます(笑)。そこを受け入れてくる人じゃないと関係を続けられない。私の人生の全てだったりするので。
峯岸:恋バナ聞いてもいいですか。彼氏はいらっしゃいますか?
青木:はい。彼氏はいます。ロリータはいいんですけど、TPOは考えてほしいってたまに言われますね。自分が目立ちたくない時とか。
峯岸:それでも着るんですよね?
青木:はい、着ますね(笑)。比較的、おとなしい色のドレスを選んだりとか。
峯岸:親はどうですか?
青木:私は38歳で結婚していないので、そこはいわれますね。
峯岸:相手の親御さんに挨拶に行くときもロリータでいきますか?
青木:そこは永遠の課題で……。ロリータを着ない方が円滑に行くのはわかっているんですけど。でもやっぱり受け入れてもらいたいなっと思ってしまう。年齢が上の方はなかなか受けいれがたいですよね。
峯岸:でも私がロリータ協会の会員だったら「会長、そこは着ていってくださいよ」って思っちゃいますけどね(笑)。だって似合ってるし。
ロリータの方って少数派だから、それだけで「変わった人でしょ」と色眼鏡で見られちゃうんでしょうかね。
青木:毎日マカロン食べてるの?とか、お城に帰るの?とか結構言われますね(笑)。
峯岸:あまり見たことない方からするとそういうイメージを持ってしまうんですかね。
青木:でもこの格好で、居酒屋とか、焼き肉とか行きますしチャリにものります。ただ好きな服を着ているというだけです。そこが伝わるといいなと思いますね。
峯岸:最後に、青木さんがこのラジオを聞いている人に伝えたいたいことはなんでしょう?
青木:繰り返しになりますけど、年齢であきらめないでほしいなと思いますね。ファッションも結婚も。焦ることもあると思うけど、人それぞれだから、比べずに自分の人生を楽しんでいければいいのかなと。
峯岸:自分が好きなものを、好きと言えるの姿がキラキラしていて、こういう30代も楽しみだなと思いました。
峯岸さんはとにかく顔が小さくて可愛くて知識豊富で聞き上手!
絶対モテると思いながらニヤニヤしながらラジオ収録していました!
イメージ的に末っ子な雰囲気だったのですが、
物書きや監督業などお仕事の幅も広げていて才能を開花させている姿に尊敬しかありません。
年齢について気にされてましたが、絶対似合うのでいつか峯岸さんにまたロリータファッション着てもらいお茶会を一緒にしたいです!
◇放送時間:木曜日21:00-21:30 ◇出演者:峯岸みなみ(AKB48) AKB48の1期生で、朝日新聞の女性向けWEBコラムサイト「かがみよかがみ」内でコラム連載を持つ峯岸みなみの新番組がスタート!アイドルとして15年の活動を経て、30歳という年齢が見えてきた一人の女性としてリスナーと本音で向き合う30分の番組です。一日の終わりくらいちょっと褒められたい。そんな思いを共有しませんか? 番組HPはこちら
AKB48の最後の一期生で、アイドル歴14年の峯岸みなみさん。新型コロナの影響で卒業が延期となり、アイドル“留年”中のいま「かがみよかがみ」でコラムニストデビュー!「他人に褒められることをモチベーションに生きてきた」というアイドル時代を振り返りながら “宿題”に向き合います。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。