女はこうあるべき…なんて時代は終わったのに、いい子な私が許さない

女がセフレを作るなんてふしだら、その場しのぎの快楽を求めてワンナイト?なんて汚らしいの。そんな考えが一昔前は当たり前だった。セフレがいるなんて人前で言おうものなら袋叩きにされたんじゃない?(笑)
でも今は恋愛に対してもセックスに対しても考え方が多様化してきている。

セフレだってワンナイトだって、あまり褒められたものではないかもしれないけど私たちのまわりに確かに散らばっている。自由になってきているよね、生き方が。女の子はこうあるべき!という姿に囚われず、心のままに恋愛したり関係を持ったりできる世の中になってきている。自由になったよね、生きやすくなった!…はずなのに、良い子な私がそれを決して許さない。

遊ぶ気満々でいた大学生活、いざとなると裏腹な行動を取ってしまう

中学生の時は恋愛禁止、高校でも真面目に勉強に勤しみプラトニックな恋愛しか経験してこなかった私は、大学での自由で開放的な恋愛を夢見ていた。
正直、遊びまくる気でいたの(笑)大学生になってサークルにも所属して、素敵な出会いに多く恵まれた。でも、いざ付き合っていない人とセックスする状況を目の当たりにするといろんな感情がふつふつと湧いてきて毎回全力で逃げた。

これから車の中で始まる!という時に、思い直してカバンを握りしめて走って逃げたり、ドライブの帰りに徐行しながらラブホテルへ右折しようとするハンドルを助手席から握って直進させ、家に帰してくれと懇願したり。
今振り返ってみると男性の自信をズタボロにするようなことをしたわ。あぁ、でも仕方ないじゃない。行為の直前になって親の顔が浮かんだり、1度だけしてすぐに捨てられないか、彼氏じゃない人とすることで私の評価はどうなるのかと考えたり。

評価っていうのはセックスをした相手が誰かにバラし、その第三者からの評価を気にするわけじゃないの。もちろん、お天道様や神様が全部見ている、なんていうわけでもない。私が気にしているのは他でもない自分からの評価。

こんな私が勇気を出したクリスマスの約束。どんな展開になるのかな

やってしまった後、私は彼氏でもない男と寝てしまったんだ、なんて軽い女なんだって責めてしまう気がしてならない。
冒頭で、最近の恋愛は多様化して、体の関係だって一様じゃないなんて書いたけど、実は伝統的な価値観に囚われて動けなくなっているのは私自身なのね。周りの友達のように恋愛も性も謳歌したいって考えながらも、心の深い部分では私自身がセフレやワンナイトを汚いものって決めつけているみたいなの。
彼氏か、それ以外かなんて公的な署名捺印があるわけでもないし、ただの口約束みたいなものだけど私にとっては「彼氏」というこの2文字が大きな意味を持つのだと思う。

実はクリスマスに気になる男性と会う約束を取り付けているの。
でも、1年前くらいに今彼女はいらないって言っていたし、現在も大学院に向けてすごく忙しそう。
もしかして付き合うのかな、それとも付き合わないままそういう展開に?なんて、いろいろ考えちゃうけどとにかく楽しく過ごしたいな。だってせっかく勇気を出して彼を誘って、クリスマスに会えるんだもの。