コロナ禍の影響は日本中にあったと言っても過言ではないだろうけれど、中でも大学生の受けた影響は深刻だというのは春夏のニュースでよく見かけました。
私の弟が通う大学は秋までほぼ講義がなかったそう(うちの息子達の通う幼稚園は初夏には分散登園が始まっていた)。

私自身は10年前、そのエリアの私立文系の中でもトップクラスに学費の高い大学の学部に進学しました。その事は入学当時から分かっていたし、それでもその学部に魅力を感じていたので、私は「学費の元を取る」、そして「自分にとって有意義な時間を過ごす」と最初から決めていました。結果、かなり満足して卒業することができました。

今の時代を生きる現役大学生の皆さんにとって、私のセコいhowtoが少しは役に立つかもしれない、そう思ったので、以下に私が学費の元をとるために気を付けたことをまとめます(まだ講義が再開されていない大学もあるかもしれませんが、出来るだけ早く平時に近い学習環境が整いますように)。

私が学費の元をとるために気を付けたこと

◯1つ目「自由席の講義で前方に座ること」
自分に対するプレッシャーに加え、先生陣に対するパフォーマンス。質問するなどして先生に認知されていれば、大人数の講義でも案外有効。

また、最も効果的なのは、大教室に学生が少人数というパターン。この時、「前方5列目の通路沿い」などと自分の指定席を決めてしまうと、講義中先生とめっちゃ目が合います。目が合えば合うほど、結果として成績は上がります(当社比)。騙されたと思って、まずはお気に入りの講義から前の方に座ってみて欲しい。

とはいえ前方の席で毎回寝てたら論外なんで、そういう場合は無理しない方が吉。

◯2つ目「大学の特色を味わい尽くすこと」
大学によって、様々な資格が取れたり、他学部他学科の講義を受けれたり、学生課主催の活動が盛んだったり、色んな特色があると思います。そういった推しポイントはひとまずザッと全部試してみるといいでしょう。

例えば資格。その資格が将来必要でないのであれば、最終的に取得する必要はないです。でも、資格を取得するために必要な単位を受講していけば、その分野の基礎を固めることができます。私自身、資格をガイドラインにして基礎を押さえたおかげで、卒業論文を書く際に苦手な理系分野から攻めること(統計処理等)を選ぶ度胸がつき、納得のいく仕上がりになりました。

◯3つ目「トップをとること」
トップをとる、というよりも専門分野に関するアプローチを鋭角にする、と言った方が伝わりやすいかもしれない。どんなアプローチでもでもいいので、「誰よりも何かをする」、それだけ。しかも自称トップでもOKです。
みんながしていないことを勝手に面白がって続けると、何かに悩んだときに使える手法が1つ増える。それは磨き上げるとその後の人生にも応用可能な、レアスキルになります。

人を90分間惹き付ける先生は、大抵テクニックを沢山披露してくれる

例えば、「誰よりも単位を数多くとる」「誰よりも図書館に入り浸る」「誰よりも課題を早く出しまくる」「誰よりも受講者の少ない講義を探す」「誰よりも早く意見を言うようにする」などなど。もっとシャープに、「あの変わった先生と楽しくお茶できるようになる」「課題の相談を別の先生にしに行く」とかも視野が広がるので良かったです(体験談)。

私自身はプレゼンに興味があったので、どの講義を受けるときも「誰よりも先生のプレゼン能力を盗む」ことを常に念頭に置いていました。
話し方や板書の使い方、パワーポイントやレジュメのまとめ方など。人を90分間惹き付ける先生は、大抵テクニックを沢山披露してくれるので、盗み放題。

卒業後には「この大学に行って良かった」と思えますように

現役大学生の皆さん。こんな世の中ではありますが、どうか学生としてれぞれにとってより有意義な時間を過ごすことができますように。それぞれのマイルールを見つけて、卒業後には「この大学に行って良かった」と思えますように。応援しています。