もし私が総理大臣になったら、役所に新しく「癒し課」を作り、学校、職場、ご家庭に職員を派遣します!

少子高齢化、いじめ、自殺問題など、最近の日本には色々課題があります。どこか生きづらい部分があるかと思います。
そこで、私は考えました。みんなの負担が少しでも減りますように。みんなが生き生きと楽しく毎日を過ごせますように。平凡な日常にちょっとしたわくわくを。
「癒し課」を作り、各所に職員を派遣します。

学校には動物職員を派遣!すべての子どもに癒しパワーを

まず、学校には「動物たち」を派遣したいと思います。各教室に最低でも一匹以上。メンバーはワンちゃんや猫ちゃんなどさまざまです。
保健所で殺処分される可能性のある動物たちを学校が引き取ります。保護された動物たちは生まれ育った環境もあって、初め人を怖がったり傷つけたりすることがあるかもしれません。なので、いきなりデビューではなく徐々に人に慣れることから始めます。

デビュー後の職員は、教室で子どもたちと一緒に授業を受けます。小さいサイズの机といすの席を用意して出席確認もしてあげてください。
給食も別メニューですが一緒に食べます。
休み時間は運動場で一緒にボール遊びをするのもいいかもしれません。
あまり集まりすぎるとしんどいので、たまには休ませてあげてください。
そして授業中の立ち歩きもどうか許してあげてください。
ちょっとしたトイレの失敗もどうかお許しください。
色々注文をつけてしまいましたが、それ以上に動物たちの力はすごくて、とても大きな癒し効果があります。

動物たちとの触れ合いが、ストレスや不安を軽減する「オキシトシン」というホルモンを分泌すると科学的な研究でも分かっているそうです。
子どもたちが何か悲しいこと、つらいことがあったとき、「癒し課」の動物たちの背中をなででほしいのです。思いっきりハグしてほしいです。
学校でのいじめや自殺が少しでも減りますように。
どうか子どもたちの心が少しでも救われたらいいなと思います。

あとつらいとき、無理して学校に行かなくてもいいです。ワンちゃんや猫ちゃんのほうから、子どもたちの家に伺い、お休み、充電期間として子どもたちの心を癒します。
行ってもいいかな、ぐらいに電気がたまったら、まずはワンちゃんや猫ちゃんと一緒に保健室登校から始めるのもいいかもしれません。

職場の緊張にも「癒し課」の動物たちが活躍

次に職場です。大きな会社に産業医がいるように、各会社にも「癒し課」の職員を派遣します。
ここでも動物たちが活躍します。
職場で毎日忙しくてお疲れの方もいると思います。ちょっとしたリフレッシュ、リラックスタイムとして「癒し課」の職員と戯れてください。

休み時間に一緒に散歩もありでしょう。
何か大事なプレゼンや会議のときこそ、「癒し課」の出番です。一緒に参加することで、社員どうしが緊張なく気楽に意見交換ができるかもしれません。
悩み相談も受け付けます。動物たちは黙ってそばで聞いています。
大丈夫、「癒し課」はいつもあなたの味方です。

家庭には、ベビーシッターとして人生のベテランを派遣

最後にご家庭です。やはり家庭では女性の負担がまだまだ多いと思います。特にお子さんが生まれたばかりのときは大変です。
なので、いつでも利用できる家事代行とベビーシッターサービスとして「癒し課」の職員を派遣したいと思います。

ご家庭には人生ベテランのおばあちゃんとおじいちゃんがお伺いします。動物たち同伴をご希望の場合も、気軽におっしゃってください。
お子さんは職員が責任を持って見守り、ひと時の休憩をお母さんに取ってもらいたいです。

職員は今あるシルバー人材センターの規模を大きくして確保したいと思います。もちろん、ボランティアで参加したいという方も募集します。

以前、とある高齢の方と関わる機会があったのですが、定年後は社会との接点がなくなり、毎日さみしい、働きたいとおっしゃる方が多くいらっしゃいました。
高齢の方も毎日生き生きと過ごせますように。そういう意味でもこの「癒し課」は、お互いがウィンウィンでハッピーになれるのです。

AI化が進む世の中ですが、やはり生身の動物や人との触れ合いこそが大事なのではないでしょうか。
「癒し課」の職員がそばにいることで、毎日の生活がちょっと違っておもしろくなってくるかもしれません。
理想ばかりで実現するには課題があるかもしれませんが、いつか、そういう日はやってくる、いや、やってきてほしいと、妄想している私がいます。